カバー画像:『センチメンタル・バリュー』 ©︎ 2025 MER FILM / EYE EYE PICTURES / LUMEN / MK PRODUCTIONS / ZENTROPA ENTERTAINMENTS5 APS /ZENTROPA SWEDEN AB / KOMPLIZEN FILM / BRITISH BROADCASTING CORPORATION / ARTE FRANCE CINEMA/ FILM I VAST / OSLO FILM FUND / MEDIEFONDET ZEFYR / ZDF / ARTE
□ 第98回アカデミー賞ノミネート
作品賞、監督賞(ヨアキム・トリアー)
主演女優賞(レナーテ・レインスヴェ)
助演男優賞(ステラン・スカルスガルド)
助演女優賞(インガ・イブスドッテル・リッレオース、エル・ファニング)
脚本賞、編集賞、国際長編映画賞
イントロダクション
『わたしは最悪。』などで知られるノルウェーのヨアキム・トリアー監督の最新作で、昨年の第78回カンヌ国際映画祭でグランプリを受賞し、第83回ゴールデングローブ賞では作品賞(ドラマ部門)はじめ、監督賞(トリアー)、主演女優賞(レナーテ・レインスヴェ)、助演男優賞(ステラン・スカルスガルド)、助演女優賞(エル・ファニング、インガ・イブスドッテル・リッレオース)、脚本賞、非英語作品賞の7部門8ノミネートを獲得。第98回アカデミー賞では作品、監督賞など8部門で9ノミネートを受けている。
俳優として活躍するノーラと、幸福な家庭を築いた彼女の妹アグネスの前に、監督として成功していながら音信不通だった父グスタフが現われる。あまりにも不器用でこじれまくった親子の関係は修復できるのか? トリアー監督が、愛憎入り混じる「親子」という名のしがらみ、そしてある世代が次の世代に受け継いでいくもの、「家」という概念について多層的に描き出す。脚本はトリアーと、監督の長編劇映画6作すべてでコラボしているエスキル・フォクトの共同。撮影は『わたしは最悪。』に続きキャスパー・タクセン、音楽はポーランド出身のハニャ・ラニが担当している。
あらすじ
オスロで俳優として活躍しているノーラ(レインスヴェ)と、家庭を選び夫と9歳の息子と穏やかに暮らしているアグネス(リッレオース)の姉妹。2人は長く病床にあった母が亡くなり、追悼式を開いていたが、そこに2人が幼いころ家庭を捨て、それ以来連絡してこなかった映画監督の父、グスタフ(スカルスガルド)が突然現れる。実は彼自身の15年ぶりとなる、自伝的な要素を含んだ復帰作の主演を実娘ノーラに依頼するためだったが、いまも急に家を出て行った父親に心のどこかで怒りと失望を抱えるノーラは、これを拒否してしまう。
それでも復帰作を完成させたいグスタフは、ドーヴィル映画祭で知り合ったハリウッドの人気若手スターで、新境地に挑むため深みのある役を探していたレイチェル(ファニング)を抜擢することに。これを知って複雑な気持ちになるノーラだったが、父が選んだ撮影現場が、かつて家族で暮らしていた様々な思い出が詰まった実家だと聞き、さらに抑えきれない感情が芽生えていく…。
登場人物
ノーラ(レナーテ・レインスヴェ)
舞台女優として活躍中。子供の頃、突然自分や母、妹を捨て家を出た映画監督の父グスタフが急に現われ、心がざわめく。
グスタフ(ステラン・スカルスガルド)
15年ぶりの復帰作を準備中の映画監督。かつて妻と幼い娘2人を残し家を出たが、長女のノーラに主演を依頼するため再会する…。
ノーラ(レナーテ・レインスヴェ/右)とグスタフ(ステラン・スカルスガルド/左)
アグネス(インガ・イブスドッテル・リッレオース)
ノーラの妹で、夫と幼い息子と共に穏やかな家庭を築いている。幼いころは姉が守ってくれたが、今は逆に彼女が姉を支える存在に。
レイチェル・ケンプ(エル・ファニング)
アメリカの人気女優で、大型映画などに出演しているが、深みのある役を希望し、グスタフの映画に出演することを熱望する。

アグネス(インガ・イブスドッテル・リッレオース/左)とレイチェル・ケンプ(エル・ファニング/右)
MEMO
本作では劇中に登場するボルグ家の“家”が登場人物と同じくらい大きな存在感を発揮する。1930年代から現代まで複数の時代をまたいで舞台となるこの家は、ただの背景ではなく、静かに息づく生き物のように思える時もあり、壊れてしまった家族関係の写し鏡のようにボルグ家の人々の内面を映し出していく。トリアー監督は「この物語には“受け継がれる悲しみ”という感覚が根底に流れていて、私たちは“家”という空間を、時間、感情、赦しの継承を探るための枠組みとして使いました」と語っている。
『センチメンタル・バリュー』
2月20日(金)公開
2025年/ノルウェー/2時間13分/NOROSHI、ギャガ配給
監督/ヨアキム・トリアー
出演/レナーテ・レインスヴェ、ステラン・スカルスガルド、インガ・イブスドッテル・リッレオース、エル・ファニング
©︎ 2025 MER FILM / EYE EYE PICTURES / LUMEN / MK PRODUCTIONS / ZENTROPA ENTERTAINMENTS5 APS /ZENTROPA SWEDEN AB / KOMPLIZEN FILM / BRITISH BROADCASTING CORPORATION / ARTE FRANCE CINEMA/ FILM I VAST / OSLO FILM FUND / MEDIEFONDET ZEFYR / ZDF / ARTE




