初恋の緊張感と、陽だまりのような温かさ
『モブ子の恋』特報 6月5日(金)より公開
www.youtube.com映し出されるのは、ある穏やかな春の日。スーパーマーケットのレンガ敷きの舗道、そのわずかな隙間にひっそりと、しかし懸命に根を張る一輪のシロツメクサ。誰もが見過ごしてしまうその小さな命に、田中信子(桜田ひより)だけが気づき、足を止める。
そこへ、ガラガラと音を立ててカートの列を押し運ぶ一人の青年・入江博基(木戸大聖)が近づいてくる。「このままでは、轢かれてしまう」と案じながらも、声をかけられずに一歩後ずさりをしてしまう信子。しかし入江は信子に「いらっしゃいませ」と控えめに一礼すると、まるで呼吸をするように自然な軌道で、シロツメクサを避けて去っていった。
言葉は交わさない。ただ、小さな花への思いを共有した一瞬。世界の片隅にいる《主人公じゃない》ふたりの恋の始まりを予感させる映像は、短い中にも、たしかに何かが動き始めた音が聞こえてくるようだ。
監督を務めるのは、社会現象を巻き起こしたドラマ「silent」「海のはじまり」を手掛けた風間太樹。信子を演じる桜田ひより、入江を演じる木戸大聖とは、それぞれ前述のドラマでタッグを組んでおり、互いに信頼し合う彼らだからこそ生み出せる、透明度の高い物語に期待が高まる。そして映像に響く印象的なピアノの旋律。時に儚く、時に力強い旋律が、不器用なふたりの背中をそっと押すように響き渡る。
同時に解禁されたビジュアルには、スーパーで働く信子と入江。互いの鼓動さえ伝わりそうな距離に佇むふたりの姿が切り取られる。
『モブ子の恋』
6月5日(金)全国公開
主演:桜田ひより、木戸大聖
監督:風間太樹
脚本:倉光泰子
音楽:坂本秀一
原作:田村茜「モブ子の恋」(ゼノンコミックス/コアミックス)
配給:イオンエンターテイメント、東京テアトル
©映画「モブ子の恋」製作委員会




