エメラルド・フェネル監督と製作のマーゴット・ロビーがタッグを組み、名作「嵐が丘」を新たな解釈で映画化。最新インタビューから紐解く制作の裏側とともに、本作ならではの圧倒的な世界観の魅力をたっぷりとお届けします。(文・デジタル編集:スクリーン編集部)
カバー画像:『嵐が丘』より ©2026 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved.
画像1: 主演・製作 マーゴット・ロビー×監督 エメラルド・フェネル『嵐が丘』

イントロダクション

『バービー』(23)の主演・製作を務めたマーゴット・ロビーが、次なるプロジェクトの題材に選んだのは、エミリー・ブロンテが1847年に発表した生涯唯一の小説「嵐が丘」。ロビーが共同設立した制作会社「ラッキーチャップ・エンターテインメント」が製作を手がけ、彼女自身もプロデューサーとして名を連ねている。

監督・脚本を託されたのは、監督デビュー作『プロミシング・ヤング・ウーマン』(20)でイギリス人女性監督として史上初のアカデミー賞脚本賞を受賞したエメラルド・フェネル。幾度も映像化されてきた古典を、フェネル監督は「欲望、愛、狂気が渦巻く壮大な物語」として再構築している。

主要キャストは、主人公・キャサリン役にマーゴット・ロビー。強烈な自我とサディスティックな側面を併せ持つ、新たなヒロイン像を体現。対するヒースクリフ役には『プリシラ』(23)でエルヴィス・プレスリーを演じ脚光を浴びたジェイコブ・エロルディが抜擢された。共演には、『ザ・ホエール』(22)でアカデミー賞助演女優賞にノミネートされたホン・チャウが家政婦ネリー役、『きっと、それは愛じゃない』(22)のシャザド・ラティフが恋敵となる紳士エドガー役、そしてフェネル監督の前作『Saltburn』(23)で強烈な印象を残したアリソン・オリバーがイザベラ役として名を連ねる。

製作陣も、撮影監督のライナス・サンドグレン(『ラ・ラ・ランド』)や衣装デザインのジャクリーン・デュラン(『バービー』)ら、アカデミー賞常連のスタッフが集結。さらに、チャーリーXCXが本作のために全編新曲のスコアを制作。19世紀の古典に、現代音楽の要素を導入する構成となっている。

あらすじ

身分に阻まれた危うい欲望 ついには復讐へと突き進む愛

画像: 身分に阻まれた危うい欲望 ついには復讐へと突き進む愛

イギリス・ヨークシャーの広大な高台〈嵐が丘〉。そこに佇む屋敷で育った令嬢キャサリンと孤児ヒースクリフは、幼少期から身分の差を超え、特別な絆で結ばれていた。やがて大人になった二人は、互いを求め激しく惹かれ愛し合う。だが永遠を誓った愛は、身分の違い、周囲の境遇、そして時代の波に飲み込まれ、予期せぬ道をたどる。“嵐が丘”を舞台に、心赴くままに愛し合う二人を待ち受ける衝撃の運命とは ──。

登場人物

キャサリン・アーンショウ(マーゴット・ロビー)

情熱的で奔放なアーンショウ家の令嬢。ヒースクリフを誰よりも深く愛しながらも、身分の違いや周囲の境遇に抗えず、平穏な結婚へと自らを委ねる。

キャサリン・アーンショウ(マーゴット・ロビー)

ヒースクリフ(ジェイコブ・エロルディ)

孤児として拾われ、嵐が丘の屋敷で育った青年。キャサリンを深く愛するが故の執着と復讐心を胸に、数年後、富を得て再びその地に姿を現す。

ヒースクリフ(ジェイコブ・エロルディ)

ネリー(ホン・チャウ)

アーンショウ家に仕える家政婦。優れた知性と不気味な佇まいを併せ持ち、愛憎が渦巻く一家の変遷を鋭く見つめる、謎多き存在。

ネリー(ホン・チャウ)

エドガー・リントン(シャザド・ラティフ)

知的で洗練された紳士。キャサリンと結婚し平穏を望むが、彼女とヒースクリフの猛烈な絆に翻弄され、次第に追い詰められていく。

エドガー・リントン(シャザド・ラティフ)

イザベラ・リントン(アリソン・オリバー)

エドガーの被後見人。ヒースクリフに盲目的な恋をし、内に秘めた欲望を露わにする。その無垢な憧れが、過酷な運命へと彼女を突き落とす。

イザベラ・リントン(アリソン・オリバー)

原作「嵐が丘」とは?

1847年、エミリー・ブロンテが刊行した唯一の長編小説。当初はその荒々しく非道徳的な内容から酷評を浴びたものの、後に「リア王」や「白鯨」と並び「英米文学の三大悲劇」の一つに数えられるようになった。イギリス・ヨークシャーの荒野を舞台に、身寄りのない少年ヒースクリフと地主の娘キャサリンが、二つの家族を巻き込み、数世代にわたって繰り広げられる壮絶な愛憎と復讐を描く。フェネル監督は、この古典の核にある狂気的なエゴイズムを、本作では現代的な視点からえぐり出している。

「嵐が丘」(新潮文庫刊)

エミリー・ブロンテ著、
鴻巣友季子/訳

CHECK
物語の「心臓部」を担う、若きふたりの輝き

ジェイコブ・エロルディとマーゴット・ロビーというスターに引けを取らないのが、若き日の二人を演じるキャストだ。ヒースクリフ役にはNetflixドラマ「アドレセンス」で注目を浴びたオーウェン・クーパー、キャサリン役には期待の新星シャーロット・メリンントンが抜擢された。フェネル監督は海外インタビューで、この二人の存在こそが「この映画の心臓部」であると語っている。

(右)キャサリン役(幼少期)のシャーロット・メリントン Photo:@charlotte_mellington (Instagram)
(左)ヒースクリフ役(幼少期)のオーウェン・クーパー Photo by GettyImages

『嵐が丘』
2月27日(金)公開
アメリカ/2026年/2時間16分/東和ピクチャーズ・東宝配給
監督:エメラルド・フェネル
出演:マーゴット・ロビー、ジェイコブ・エロルディ、ホン・チャウ

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