「ハリー・ポッター」シリーズは第1作『賢者の石』以降も大ヒットを重ね、最終的に第8作まで製作されています。今回の『賢者の石』25周年を機に、これらの作品ももう一度見返して“ハリー・ポッター・ワールド”を再訪してみませんか?(文・米崎明宏/デジタル編集・スクリーン編集部)
カバー画像:『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』より
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魔法戦争の勃発にハリーたち「ダンブルドア軍団」が立ち上がる!
『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』
Harry Potter and the Order of Phoenix(2007)

魔法だけでなく複雑な大人の世界に向っていくハリーの成長も描く

ついにハリーとヴォルデモートを結ぶ秘密が明かされるシリーズ第5作。なぜヴォルデモートはハリーを狙うのか。15歳になったハリーの物語はマジカルな面と共に、より複雑でより微妙な大人の世界へ向かう少年の成長を描いている。

監督にあたるのは本作が初参加となるデヴィッド・イェーツで、彼はこの後最終作まで一気にシリーズの演出を手掛けることに。彼を起用した製作者のヘイマンは「これまでの彼の仕事を見て、魔法界の勢力図や駆け引きをうまく描いてくれると思ったから」と語り、しかも成功したと胸を張る。

一方、俳優陣で今回初登場となるのは「闇の魔術に対する防衛術」を教えるドローレス・アンブリッジ先生で、演じるのは名女優イメルダ・スタウントン。ヴォルデモートの支持者ベラトリックス役にはヘレナ・ボナム=カーターが扮する。もう一人、エキセントリックな女子生徒ルーナ・ラブグッドを演じる新星イヴァナ・リンチも初登場だ。彼女は今回ハリーたちが結成する「ダンブルドア軍団」のメンバーになる。

ダンブルドア軍団とは、アンブリッジ先生が授業で魔法を使わせてくれないため、有志生徒が自主的な勉強会を開こうと集まったものが始まり。また『アズカバンの囚人』でゲイリー・オールドマンが演じたシリウス・ブラックが戻ってくることも心強い。

あらすじ

ホグワーツの危機を案じた有志が集うダンブルドア軍団の活躍

夏休みの最中、マグル(人間)であるいとこのダドリーの前でやむなく魔法を使ってしまったことでホグワーツ除籍のピンチに陥るハリー。魔法省の尋問会でなんとか無罪放免になり、除籍を免れた彼だが、5年生となって戻った学園は、なんとなく居心地悪い雰囲気。ヴォルデモート復活の一件を誰もが作り話と思っているようなのだ。魔法省の大臣ファッジは、疑わしいハリーやダンブルドアのお目付け役として、「闇の魔術に対する防衛術」の新任教師にドローレス・アンブリッジを送り込む。

このアンブリッジ先生の授業は全く実用的ではなく、ホグワーツに迫っている闇の力には到底太刀打ちできそうにない。そこでハーマイオニーたちが考え出したのが、有志を募って魔法の勉強会をアンブリッジや魔法省に内緒で開くこと。ヴォルデモート復活を信じる者たちが集まって、秘密結社「ダンブルドア軍団」が誕生した。そこでみんなの先生を務めるのはハリーだ。

魔法省はその復活を否定するが、ヴォルデモートはハリーを悪夢で追い詰めようとする。これを防ぐためスネイプ先生から「閉心術」を学ぶハリーだが、その術も破るほどヴォルデモートの力は強大だ。特にシリウス・ブラックに関する夢はひときわ怖いものだった。これはハリーを魔法省へ誘い出す罠でもあった。シリウス救出を決心したハリーは仲間たちと魔法省に乗り込んでいく。果たしてそこで彼らを待っていた恐るべきものとは…。

Check Point

ハリーとチョウ・チャンの初キスシーンにスタッフも思わず感動

今回初公開となる大舞台が魔法省。そのセットは広大で奥行60メートル、幅36メートル、高さ9メートルに及び、これに視覚効果も加えて作られている。地下にあるという設定なので、ロンドン最古の地下鉄の駅が研究され、そこで使われていたセラミックのタイルを参考に、トンネルのような地下空間をデザインしたそう。

また撮影中から大きな話題になっていたのが、ハリーのファーストキス。お相手は前作からハリーが気にしていたチョウ・チャン。撮影はイェーツ監督の配慮で最低限のスタッフで行われたそうだが、10歳のころから見て来たダニエルに親心のようなものを持つスタッフの方が緊張していたかも?と製作者ヘイマンはいう。演じるダニエルとケイティ・ラングも最初はあがっていたが、最終的には「わりと簡単にできた」と証言している。

そして本作のクライマックスはここまでのシリーズ最大の見せ場と言われる「魔法省秘密部の戦い」。魔法省に乗り込んだハリーたちダンブルドア軍団を援護するため、伝説の「不死鳥の騎士団」が登場。死喰い人とのバトルを展開するが、脚本のマイケル・ゴールデンバーグにとってここの脚色が一番の難題だったそう。またこのバトルシーンのために監督は振付師を雇って「魔法の杖での“殺陣”」を考えてほしいと注文したそうだ。

『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』
デジタル配信中

ワーナー ブラザース ジャパン
ブルーレイ&DVD 発売元/販売元:ハピネット・メディアマーケティング

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