「ハリー・ポッター」シリーズは第1作『賢者の石』以降も大ヒットを重ね、最終的に第8作まで製作されています。今回の『賢者の石』25周年を機に、これらの作品ももう一度見返して“ハリー・ポッター・ワールド”を再訪してみませんか?(文・米崎明宏/デジタル編集・スクリーン編集部)
カバー画像:『ハリー・ポッターとハリー・ポッターと謎のプリンス』より
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ヴォルデモートの若き日に隠された謎を追うハリーとダンブルドア
『ハリー・ポッターと謎のプリンス』
Harry Potter and the Half-Blood Prince(2009)

ヴォルデモートとの決戦を控えたハリーは知られざる過去の秘密に迫る

闇の帝王ヴォルデモートの脅威は魔法界を越えていよいよ人間界にも広がりつつあった。これに危機感を抱いたホグワーツのダンブルドア校長は、ハリーを迫りくるヴォルデモートとの決戦に送り出す決意を固め、不死身のヴォルデモートを倒す鍵を探すため、ハリーと共に過去の記憶を追う。

シリーズ第6作はクライマックスに向けてハリーの運命の物語が加速していく。そしてハリーだけでなく、ホグワーツ自体も崩壊の危機が忍び寄っていたが、その校内ではもう一つの深刻な事態も進行中だった。それはロンの妹ジニーとハリーの間にいつしか芽生えた淡い恋心。そしてロンにも思わぬロマンスが訪れ、ハーマイオニーの冷たい視線が飛ぶ……。

監督は前作に続きデヴィッド・イェーツが手がけ、脚本には1〜4作を担当したスティーヴ・クローヴスがカムバック。俳優では魔法薬学のホラス・スラグホーン役でジム・ブロードベント、ナルシッサ・マルフォイ役でヘレン・マクローリーらベテランが初登場し、ヴォルデモートの若き日であるトム・リドルをヒーロー・ファインズ・ティフィン(11歳時)、フランク・ディレイン(16歳時)、ロンの恋人ラベンダー・ブラウン役をジェシー・ケイブといった新人が演じる。またスタッフでは『アメリ』などのブリュノ・デルボネルが初めて撮影で参加している。

あらすじ

いよいよダンブルドアがハリーに個人授業を開始するが…

闇の帝王ヴォルデモートの復活がいよいよ人々に知れ渡ることになった。マグルの世界でも大規模な異変が起き始め、不安なムードが世界を包む。名付け親のシリウスを失ったショックがまだ癒えないハリーは6年目のホグワーツでの学校生活を迎えるが、彼はライバルのドラコがヴォルデモートの配下である“死喰い人”の一員になったのではないかと訝しむ。

そんな中、ダンブルドアはヴォルデモートの脅威に対抗するため、ハリーに個人指導を開始。ハリーは様々な人の記憶を辿りながら、ヴォルデモートの過去を垣間見る。元々孤児だった幼い日の彼=トム・リドルをホグワーツに招き入れたのは、ダンブルドア自身だった。さらにハリーは書庫から借りた古い魔法薬学の教科書の書き込みに従うと好成績をあげられることに気づく。その教科書には「半純血のプリンス」という署名があった…。

一方、学園内ではロマンスのゆくえも新展開が。ハリーはそれまで気づかなかったジニーの魅力に心惹かれるように。さらにジニーの兄ロンもラベンダー・ブラウンと付き合うようになり、あてつけられたハーマイオニーは面白くない。ティーンになった彼らの心理戦は微妙だ。

そんな中、ハリーはダンブルドアの個人教授によって、かつてヴォルデモートの教師であったスラグホーンにたどり着く。彼は闇の帝王に関する秘密を記憶の底に封印していることを知ったハリーたちは、何とかそれを解き明かそうとするが…。

Check Point

キャラクターたちの衣装にもその個性や内面の変化が表れている

ホグワーツ内でのロマンスは、今回はロンの初キス・シーンが描かれるが、お相手はラベンダー・ブラウンで、ハリーとチョウ・チャンの時とは大違いだったとルパートは言う。「周りに大勢人がいるんだもの」と恥ずかしがるが、もちろんハーマイオニーは面白くない。ハーマイオニーとラベンダーの性格は正反対で、衣装もラベンダーはカラフルでキュートでフェミニンなものが、ハーマイオニーは実用第一で、カジュアルで機能的なものが選ばれている。

もう一人、今回の重要な常連キャラがドラコ。ヴォルデモートから呼び出され、ある仕事を任されるのだ。彼は制服を脱ぎ捨て黒のスーツをまとい、父ルシウスのステッキを持ち歩くようになる。「ドラコがホグワーツと決別しようとしていることを衣装で示そうとした」とデザイナーのジャニー・ティマイムが明かしている。

またクライマックスでハリーとダンブルドアが“分霊箱”を求めて向かった海辺の断崖にある洞窟の中であるトラップが待っている。美術のスチュワート・クレイグは「ロケハンでアイルランド西部を訪れた時、モハーの断崖を見かけました。ここなら洞窟の入り口として申し分なかった」と言うが、内部にセットを組むのは不可能で、最初に到着する岩山と内部の結晶体の山以外はCGによるバーチャル・セットで行われたそう。

『ハリー・ポッターと謎のプリンス』
デジタル配信中

ワーナー ブラザース ジャパン
ブルーレイ&DVD 発売元/販売元:ハピネット・メディアマーケティング

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