昨年のPeter Barakan’s Music Film Festival 2025で日本初上映され、2回の上映をソールドアウトにした注目の音楽映画が、新たに邦題を『ジェイムズ・ブッカー 愛すべきピアノ・ジャンキー』とし、2026年5月29日(金)よりシネマート新宿、恵比寿ガーデンシネマ、アップリンク吉祥寺ほかで全国一般公開されることが決定した。

孤高のレジェンド・ピアニスト、ジェイムズ・ブッカーの生涯

多くの偉大なミュージシャンを輩出するニュー・オーリンズの中でも、天賦の才に恵まれながら、薬物中毒、精神疾患に苛まれ、43歳の若さで早逝した孤高のレジェンド・ピアニスト、ジェイムズ・ブッカーの生涯を描いた音楽ヒューマンドキュメンタリー映画『ジェイムズ・ブッカー/愛すべきピアノ・ジャンキー』。

1939年ニュー・オーリンズ出身。本名ジェイムズ・キャロル・ブッカー3世。薬物依存による奇言・奇行の数々は枚挙にいとまなく、逮捕歴まである問答無用のダメ人間。だが、ひとたび彼がピアノに向かえば、そのプレイは軽々とジャンルを超えた神ががった輝きを放つ──。このギャップの間にジェイムズ・ブッカーという人間の魅力が隠されているのだ!

画像1: 孤高のレジェンド・ピアニスト、ジェイムズ・ブッカーの生涯

あのドクター・ジョンにオルガンを教え、少年期のハリー・コニックJr.の家庭教師を務め、サポートミュージシャンとして、ウィルソン・ピケット、B.B.キング、ロイド・プライス、ファッツ・ドミノ、リトル・リチャードら数多くの一流アーティストと共演。後年はヨーロッパ公演も行い、ソロ活動でも高い評価を得たが、1983年ヘロインとアルコール常習による腎不全で死去。享年43歳。

本作はブッカー本人の貴重な演奏シーンをふんだんに盛り込み、ドクター・ジョン、アラン・トゥーサン、チャールズ・ネヴィル、ハリー・コニックJr.ら錚々たるニュー・オーリンズの顔役たちが思い入れたっぷりにブッカーを語る。″音楽が最高なら、それだけで価値がある“──そんなニュー・オーリンズと音楽の神に愛された男の個性的な人柄と音楽に触れることができる本作は、広く音楽ファンの驚愕と共感を呼ぶことだろう。

このたび解禁された日本版ビジュアルは、ロックフォトグラファーとして世界的に著名なカメラマン、アントン・コービンが撮影した、トレードマークのアイパッチを装着したブッカーのアップのモノクロ写真を全面使用したインパクトのあるデザインとなっている。
場面写真には上記コービンのメインフォトの他に、茶目っ気たっぷりなブッカーのスチール写真と躍動感あるステージ写真が2点選ばれている。
さらにいち早く本作を見た日本のレジェンドミュージシャンの矢野顕子、久保田麻琴からコメントが到着!矢野顕子は孤高のブッカーの人生と音楽に想いを馳せ、久保田麻琴は現地で見た本人の生ライヴを述懐する。また本作を発掘、自身の映画祭で初日本に初めて紹介したピーター・バラカンと、ニュー・オーリンズに詳しい音楽ライターの陶守(すもり)正寛も推薦コメントを寄せている。

画像2: 孤高のレジェンド・ピアニスト、ジェイムズ・ブッカーの生涯

精神疾患も飲酒も麻薬も無い、音楽のかたまりのジェイムズ・ブッカーが紡ぎ出す音は、歓びと美しさに満ちていたに違いない。
この映画のなかで、様々なものを抱えてはいても、それでもなお彼のピアノはすばらしい。
矢野顕子(ミュージシャン)

ニュー・オーリンズでは誰もがこの人間離れしたジェイムズ・ブッカーを、畏怖と呆れを持って称賛する。
現地で見たアラン・トゥーサンとの連弾Liveは生涯忘れない。
奇跡的なこの映画、BAYOU MAHARAJAHと監督、リリー・キーバーに感謝!
久保田麻琴(プロデューサー・エンジニア)

ニュー・オーリンズが生んだ名ピアニストの中で、一般的な知名度を得られずに多くのミュージシャンに天才と崇められたジェイムズ・ブッカーは、摩訶不思議なキャラクターでしたが、彼の演奏を聞けば必ずファンになるはずです。
ピーター・バラカン(ブロードキャスター)

ブッカーのドキュメンタリー映画ができたと最初に聞いたときはビックリするやら歓喜するやらで、そわそわしてしまいました。
誰もが認める圧倒的なテクニックも去ることながら、その強烈な個性はまさに唯一無二。この映画は、そんな彼の華やかながらも破滅的な人生を見事に描き出しています。貴重な演奏映像だけでも見る価値は十分です。
完成から10年あまり。遂に日本の劇場でそれを見られる喜びを噛みしめましょう!
陶守正寛(音楽ライター)

画像3: 孤高のレジェンド・ピアニスト、ジェイムズ・ブッカーの生涯

★作品解説
ニュー・オーリンズ出身の偉大なアーティストは数多いが、日本において”ジェイムズ・ブッカー”の名前はあまり知られていないのではないだろうか。
あのドクター・ジョンにオルガンを教え、彼をして「ニュー・オーリンズが生んだ最高の黒人、ゲイ、ジャンキー、片目のピアノの天才」と言わしめた孤高の天才ピアニスト。クラシックからジャズ、R&B、ロックなどのジャンルを超えた超絶テクニシャンであり、歌も達者なアーティストであるにもかかわらず、彼は薬物・アルコール中毒、同性愛、精神疾患など、多くの問題を抱えたマイノリティでもあった。奇人・奇行の噂は枚挙にいとまなく、前科もある正真正銘のダメ人間。だが、ひとたびピアノに向かえば、誰もを唸らせる神ががった音を奏でる。その茶目っ気たっぷりなキャラクターからは破滅型人間に特有な悲壮感など微塵も感じられない。片目のハンデを逆手に取り、常にイキな眼帯を装着したルックスも彼の愛すべきチャームポイントのひとつなのだ。
わずか43歳という短い人生を故郷ニュー・オーリンズに捧げた、この知られざる個性派レジェンドミュージシャンの生涯を、エモーショナルな演奏シーンをふんだんに盛り込み紐解いていく、エキセントリックな音楽“ヒューマン”ドキュメンタリー。

監督:リリー・キーバー/出演:ジェイムズ・ブッカー、ドクター・ジョン、ハリー・コニックJr.、チャールズ・ネヴィル、アラン・トゥーサン、アーマ・トーマス、ヒュー・ローリー、ジョー・ボイドほか

2013年/アメリカ/98分/1.78:1/原題:Bayou Maharajah/日本語字幕:小山朋子/字幕監修:ピーター・バラカン/配給・宣伝:キングレコード
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