カバー画像:『サンキュー、チャック』より Ⓒ 2024 DANCE ANYWAY, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
恐怖VS感動! 2つのキング・ワールドを味わえる公開待機中の新作
NEWS1)
キング幻の処女作が初映画化!
極限のデスレースの終着点に待つものは?
『ロングウォーク』
リチャード・バックマンはスティーヴン・キングのもう一つの執筆活動上の名義だが、なんと彼が作家デビューする以前の大学在学中にバックマン名義で書いていたことで、処女作「キャリー」以前に存在していたと言われる「死のロングウォーク」が初の映画化。『ロングウォーク』の題でこの6月に日本公開決定。
舞台は近未来のアメリカ。困窮する社会の中で、国を挙げて開催されるある競技が注目を集める。それはただひたすら道を歩き続けるだけの「ロングウォーク」という競技。優勝者は破格の賞金と願いを一つかなえる権利を獲得できるのだが、最後のひとりになるまでには残酷すぎるルールがあった……。
50人もの若者が挑戦するこのデスレースは、歩けなくなれば死が待っている過酷なもの。逃げ場もない地獄のような事態で、最後のひとりになる者は? 終着点に待っているものは?
監督は「ハンガー・ゲーム」シリーズのフランシス・ローレンスで、出演は『リコリス・ピザ』のクーパー・ホフマン、『エイリアン:ロムルス』のデヴィッド・ジョンソン、「スター・ウォーズ」シリーズのマーク・ハミルら。キング原作らしいリアルな世界観で非現実的な恐怖を味わえる話題作だ。

『ロングウォーク』
『ロングウォーク』
2026年6月26日(金)公開
2025年/アメリカ/1時間48分/クロックワークス配給
監督/フランシス・ローレンス
出演/クーパー・ホフマン、デヴィッド・ジョンソン、マーク・ハミル
© 2026LionsGate Ent. Inc. All Rights Reserved.
NEWS2)
トム・ヒドルストン主演で贈る
感動のヒューマン・ミステリー!
『サンキュー、チャック』
トロント国際映画祭でアカデミー賞への登竜門と言われる観客賞を受賞した感動作。キングが2020年に発表し、読んだ者の人生観を変えるような新しい傑作と評判の短編小説を『ドクター・スリープ』のマイク・フラナガン監督が映画化。
自然災害や人災が次々地球を襲い、世界は崩壊寸前に。ネットもSNSも繋がらない事態の中、街頭やTV、ラジオなどに「チャールズ・クランツに感謝します。素晴らしい39年間に、ありがとう、チャック」という感謝広告が大量に現れる。果たしてチャックとは誰か? ありがとうの意味は? やがて映画はチャック、その人の視点に移るが……。
チャック役をトム・ヒドルストンが演じ、他にキウェテル・イジョフォー、カレン・ギラン、ジェイコブ・トレンブレイらが共演。『ロングウォーク』にも出演のマーク・ハミルも登場する。ホラー系が多いキング作品のもう一つの側面である『ショーシャンクの空に』や『グリーンマイル』的な感動が待っているヒューマン・ミステリーだ。
『サンキュー、チャック』
『サンキュー、チャック』
2026年5月1日(金)公開
2024年/アメリカ/1時間51分/ギャガ、松竹配給
監督/マイク・フラナガン
出演/トム・ヒドルストン、キウェテル・イジョフォー、カレン・ギラン
Ⓒ 2024 DANCE ANYWAY, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
NEWS3)
早くもパッケージ化『ランニング・マン』
『ランニング・マン』
今年の1月に日本公開された話題作が早くもパッケージ化。命がけのデスゲームを描く超絶アクション『ランニング・マン』が4K UHD+ブルーレイ・セットとブルーレイ+DVDセットで6月3日にリリースされる。
これはスティーヴン・キングがリチャード・バックマン名義で1982年に出版した同名小説が原作で、かつてアーノルド・シュワルツェネッガー主演で『バトルランナー』(87)のタイトルで映画化されたが、今回はより原作に近い仕上がり。主演はグレン・パウエルが務め、ジョシュ・ブローリン、コールマン・ドミンゴら実力派が共演。
莫大な賞金を懸けて参加者たちが命がけの「30日間の鬼ごっこ」を実践するリアリティショーをテーマに、ごく普通の男ベンが勝ち目のないゲームに挑む。『ベイビー・ドライバー』などのエドガー・ライトが監督とあってテンポよく語られるストーリーとハラハラのアクションで見る者を釘付けにする。
『ランニング・マン』
6月3日(水)発売
4K UHD + ブルーレイ セット: 7,590円 (税込)
ブルーレイ + DVD セット: 5,390 円 (税込)
発売・販売元: ハピネット・メディアマーケティング
© 2025,2026 Universal Studios. All Rights Reserved.
NEWS4)
「IT/イット」シリーズの最新ドラマが配信公開中

「IT/イット ウェルカム・トゥ・デリー “それ”が見えたら、終わり。」
U-NEXTで独占配信中
スティーヴン・キング作品中でも最恐と評判の大ヒット作「IT/イット」シリーズの前日譚となる新たなドラマシリーズ「IT/イット ウェルカム・トゥ・デリー“それ”が見えたら、終わり。」がU-NEXTで配信中。
舞台は映画第1作の27年前である1962年のデリー。この街に越してきたハンロン一家は、デリーのどこか普通ではない不穏な空気に気がつく。やがてある子供の失踪事件を皮切りに、街のいたるところで身も凍る恐怖の影が広がっていく…。
映画では描かれなかったデリーの秘密や、“恐怖のピエロ”ペニーワイズ誕生の謎が明かされていく。シリーズファンはもちろん、初見の視聴者にも究極の恐怖体験が待っている。ペニーワイズを演じるのは映画版に引き続き、ビル・スカルスガルドだ。
© 2025 WarnerMedia Direct Asia Pacific, LLC. All rights reserved. HBO Max and related elements are property of Home Box Office, Inc.
NEWS5)
キング出演のドキュメンタリー映画公開中
『チェイン・リアクションズ』
スティーヴン・キングが出演者のひとりとなるドキュメンタリー映画が公開中。その作品は『チェイン・リアクションズ』。ホラー映画史に残る1974年製作の『悪魔のいけにえ』(トビー・フーパー監督)から受けた影響を5人の表現者たちが証言する本作で、ホラー映画批評家的な活動もするキングはこのマスターピースを初めて見た時の衝撃や、自著に受けた影響などを熱く語っている。一映画ファンとしてのキングの素の姿が見られるという点でもホラーファンは必見だろう。
キングの他に日本の三池崇史監督や、カリン・クサマ監督、俳優のパットン・オズワルド、オーストラリアの映画評論家アレクサンドラ・ヘラー=ニコラスが証言者として登場。第81回ベネチア国際映画祭クラシック部門最優秀ドキュメンタリー映画賞受賞。
『チェイン・リアクションズ』
公開中
2024年/アメリカ/1時間42分/エクストリームフィルム配給
監督/アレクサンドル・O・フィリップ
Ⓒ2024 QBPIX LLC
NEWS6)
現在製作進行中、準備中のキング作品はこんなにある
半世紀の間、スティーヴン・キングはハリウッドで引っ張りだこNo.1の作家であることは周知の事実。これから見られそうな新作映画やシリーズもずらりと待機中。
今年全米リリースを予定されているのは、映画版が製作50周年を迎えた「キャリー」のドラマシリーズだ。キングのデビュー作でもある本作はこれまでもブライアン・デ・パルマ監督の映画版(76)を筆頭に何度か映像化されているが、今回監督に就任したのは新作『サンキュー、チャック』も好評なマイク・フラナガン。超能力を持つ少女キャリーを演じるのは新星サマー・H・ハウエルで、製作はアマゾンMGMなど。もはやホラーの古典となった感じもする本作だが、いじめの手段でSNSや銃を使用するなど現代風にアップデートされているという。Prime Videoでこの秋全米配信予定。またこのフラナガンはキーパーソンで、彼は続いて「ミスト」のリメイク、「ダークタワー」のドラマ化も企画中という。フラナガンは現在27年公開の『エクソシスト』の新作も監督しており、現代ホラー界注目の存在だ。
プリプロダクション中の作品も多く、2018年に発表された「ジンジャーブレッド・ガール」の映画化をはじめ、自動車ホラー「マイル81」やパンデミック・ホラー「眠れる美女たち」などが進行中。まだ噂の段階だが、「タリスマン」をスティーヴン・スピルバーグがネットフリックスと開発中とか、ネットフリックスは「クージョ」の再映像化にも着手している(ダーレン・アロノフスキー監督が興味を示しているとか)という。数年前に持ち上がった「トミーノッカーズ」のリメイク企画もまだ生きているようだ。
注目のマイク・フラナガン監督が『サンキュー、チャック』のトム・ヒドルストンと
Photo by GettyImages







