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アン・ハサウェイ(アンディ役)
不変のアイコンが歩む、新たなランウェイ
彼女が証明した“自分をアップデートし続ける”という才能

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『プラダを着た悪魔』は、アン・ハサウェイの人気を決定づけた作品として、この20年間、彼女のキャリアの中でも不動の位置にある。それ以前の「プリティ・プリンセス」シリーズで世界的に注目を集め、『ブロークバック・マウンテン』では演技力も証明していたが、「プラダ」によって、その名前で観客を呼べるトップスター、およびファッションアイコンの地位を確立した。

2013年、『レ・ミゼラブル』の体当たり演技でアカデミー賞助演女優賞を受賞
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「プラダ」以後は、演技派としてのチャレンジと、人気俳優のネームバリューを生かした話題作の両面でキャリアを積んでいったハサウェイ。前者の例では、『レイチェルの結婚』で薬物依存症を抱える難役で初のアカデミー賞主演女優賞ノミネート。
減量したうえに撮影で実際に髪を切られ、渾身の歌声を披露したミュージカル『レ・ミゼラブル』で見事、アカデミー賞助演女優賞を受賞する。そして後者の例では、白の女王を演じた『アリス・イン・ワンダーランド』や、キャットウーマン役の『ダークナイト ライジング』、宇宙飛行士役に挑んだ『インターステラー』などが大ヒットにつながった。ただ、そうした後者の大作でも、ハードルの高い演技をこなしており、実力を着実に伸ばしていったと言っていい。
理想的なキャリアと私生活
そしてプロデューサーへの転身
そして「プラダ」の当たり役の延長としては、『マイ・インターン』での名演技も忘れがたい。ロバート・デ・ニーロが演じるシニアインターンの“上司”という、「プラダ」とは逆パターンの役どころに、ハサウェイの俳優としての成長を重ねることもできたからだ。

2019年にハリウッドの殿堂入りを果たしたアンと式典に出席した夫で俳優のアダム・シュルマン
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私生活では2012年に俳優のアダム・シャルマンと結婚し、2人の子供にも恵まれた。現在に至るまで夫婦関係も良好のようで、公私ともに理想的な俳優人生を歩んでいる。知る人ぞ知る怪作『シンクロナイズドモンスター』あたりから、近年の『ブルックリンでオペラを』、『アイデア・オブ・ユー 〜大人の愛が叶うまで〜』のように、プロデューサーを兼ねて、作りたい映画に出演するケースも増えてきた。
そして2026年は、この『プラダを着た悪魔2』と、クリストファー・ノーラン監督との3回目のタッグとなる『オデュッセイア』、J・J・エイブラムス製作の極秘プロジェクトだった『オークストリートの異変』などで、“俳優ハサウェイ”の活躍が大きく注目される年になりそう。今後も『プリティ・プリンセス』の3作目など待機しているので、不動の人気が続くのは確実。
2026年、アン出演の日本公開待機作

『隣人たち』
7/24(金)公開
ジェシカ・チャステイン共演で隣人の主婦2人を描くサイコ・スリラー
『隣人たち』(配給:ギャガ)
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ユアン・マクレガー
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8/14(金)公開
ユアン・マクレガーとW主演を務めJ・J・エイブラムスが手がける極秘プロジェクト映画
『オークストリートの異変』(配給:東和ピクチャーズ、東宝)

クリストファー・ノーラン
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2026年公開
クリストファー・ノーラン監督と3度目のタッグとなる神話的アクション超大作
『オデュッセイア』(配給:ビターズ・エンド)
メリル・ストリープ(ミランダ役)
伝説の編集長、ふたたび!
記録を塗り替え続ける、“生涯無敵”のクィーン

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20年前の『プラダを着た悪魔』の時点で、すでにアカデミー賞2回受賞(『クレイマー、クレイマー』で助演、『ソフィーの選択』で主演)。ノミネート回数は13という前人未到の記録を作っており、ハリウッドはおろか世界の最高位に君臨するカリスマだったメリル・ストリープ。
「プラダ」のミランダ役で、アカデミー賞主演女優賞に11回目のノミネート…と、もはや数字も意味がないレベルとなった。この年のアカデミー賞授賞式では、衣装デザイン賞のプレゼンターにアン・ハサウェイとエミリー・ブラントが登壇し、客席のストリープにラブコールを送ったのも懐かしい。
その後、ストリープ、ハサウェイ、ブラントの3人は、2025年のSAGアワード(現・アクター賞)のプレゼンターとして登壇。「プラダ」のネタを使って会場を笑いに包んだ。
前人未到の21回ノミネート!
進化を止めぬ、生ける伝説

2012年、『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』で2度目のアカデミー賞主演女優賞を受賞!
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驚くのは、「プラダ」の後もストリープは、アカデミー賞主演女優賞に6回、助演女優賞に1回のノミネートを果たしているという事実。
ノミネート総数21回は、もちろんアカデミー賞の最多記録で、『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』で2回目の主演女優賞に輝く。2012年のベルリン国際映画祭で金熊名誉賞、そのベルリンで2016年は審査委員長を務め、2024年のカンヌ国際映画祭では名誉パルム・ドールを授与されるなど、オスカーだけではない表彰や栄誉も数知れず。
「プラダ」組では、『イントゥ・ザ・ウッズ』と『メリー・ポピンズ リターンズ』でエミリー・ブラントと再共演を果たしている。

2024年、カンヌ国際映画祭にて名誉パルムドールを受賞。2分以上続く熱烈なスタンディングオベーションを受け、感激の面持ちで目に涙を浮かべながらスピーチ
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ドラマ「マーダーズ・イン・ビルディング」にて恋人を演じたことをきっかけに親しくなったというマーティン・ショートと何度も交際説が浮上!マーティンは“良い友達だ”と交際を否定している
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そんな“生涯無敵”状態のストリープも、2021年の『ドント・ルック・アップ』以降、俳優の仕事をセーブ。主な出演作はドラマ「マーダーズ・イン・ビルディング」くらいだった。しかし2026年に入って、虫の女王の声を務めた『私がビーバーになる時』、一瞬だけ声のカメオ出演で参加した『プロジェクト・ヘイル・メアリー』と、話題作でその名前が久々に登場。
『プラダを着た悪魔2』では、満を持して俳優としてのオーラを全開にする。現在76歳のストリープだが、昨年には1つ下の俳優マーティン・ショートとの交際報道が出るなど話題は豊富。今後は伝説のシンガーソングライター、ジョニ・ミッチェルの晩年を演じる新作もあり、オスカーノミネートの記録をさらに更新しそう!
2026年以降、メリル出演の公開待機作

シガニー・ウィーバー
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シガニー・ウィーバー共演のスリラー
『Useful Idiots(原題)』

キャメロン・クロウ
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キャメロン・クロウが監督を務めるジョニ・ミッチェルの伝記映画
タイトル未定
