カバー画像:『マイ・プライベート・アイダホ』より © 2026 WBEI
『マイ・プライベート・アイダホ』デジタルリマスター版
My Own Private Idaho
自分を捨てた母親を探して
親友と共に旅に出る青年を描くロードムービー

ガス・ヴァン・サント監督の「ポートランド3部作」の最終作に当たる青春ドラマが、製作から35年を経てデジタルリマスター版で初上映。緊張すると急に眠り込んでしまう奇病を抱えながら、ポートランドの街角で体を売って生きる青年が、その男娼仲間と故郷のアイダホに向けて旅に出る。2人の友情を軸にして家への回帰というテーマを詩的に、ファンタジックに描き、今なお映画ファンの心に残る名編となっている。主演は当時アイドル的人気を誇っていた、今は亡き『スタンド・バイ・ミー』のリヴァー・フェニックス。彼はベネチア国際映画祭で男優賞を受賞するなど高い評価を得ている。共演には当時人気上昇中だった『ハートブルー』のキアヌ・リーヴスが選ばれ、フェニックスとの相性の良さを見せている。


STORY
12歳のときに母に捨てられ故郷のアイダホを離れ、ポートランドの路上で体を売って暮らしている青年マイク(フェニックス)だが、彼には緊張すると急に意識を失うナルコレプシーという奇病があった。彼の男娼仲間であるスコット(キアヌ・リーヴス)は実は市長の息子で、何不自由ない生活を送っていたが、家庭に温かさを感じられず家出していた。
そんなスコットを誘って、マイクは母親を探す旅に出かける決意をする。バイクに乗ってアイダホに向った2人は、マイクの兄から渡された絵ハガキを頼りに、母が勤めていたというホテルに向うが、母はイタリアに向ったことを知らされ、今度は体を売って稼いだ金でローマへと飛び立つ。果たしてマイクは母親を見つけられるのか?
『マイ・プライベート・アイダホ』
2026年8月7日(金)公開
アメリカ/1991年/1時間44分/weber CINEMA CLUB配給
監督・脚本:ガス・ヴァン・サント
出演:リヴァー・フェニックス、キアヌ・リーヴス、ジェームズ・ルッソ、ウィリアム・リチャート
© 2026 WBEI
『ドラッグストア・カウボーイ』デジタルリマスター版
Drugstore Cowboy
快楽を求めて犯罪に手を染めた若者たちの、
その先に待っていたものは…。

ガス・ヴァン・サント監督の35ミリ長編映画デビュー作で、「ポートランド3部作」の2作目に当たる、薬物依存症のため、ドラッグストア荒らしを繰り返す奔放な70年代の若者たちをありのままの姿で描くドラマ。アメリカン・ドリームの裏側を浮き彫りにして、孤独と喪失に彩られた世界をユーモアも交えて描き、全米映画批評家協会賞で作品、監督、脚本賞を受賞するなど、高い評価を得たヴァン・サントの出世作。出演は『アウトサイダー』などのマット・ディロンはじめ、『カクテル』のケリー・リンチ、『ハートブレイク・タウン』のジェームズ・レグロス、『ツインズ』のヘザー・グラハム、『48時間』のジェームズ・レマーら。作家のウィリアム・S・バロウズが神父役で特別出演している。


STORY
1970年代のオレゴン州ポートランド。子供のころから薬物に手を出していて依存症になった青年ボブ(ディロン)は、同じ薬物中毒の妻ダイアン(リンチ)、親友のリック(レグロス)、リックの恋人ナディーン(グラハム)といった仲間たちとつるんで、常套手段を使ってはドラッグストアを荒らしまわり、様々な薬物を盗む生活を送っていた。
他では得られない犯罪を犯すスリルとドラッグによる快感に満たされた毎日に彼らは満足していたが、やがて警察に目をつけられることになる。警察の監視から逃れるためにあちこち居場所を変えたりするものの、挑発的なナディーンがある失敗をしてしまったために、仲間たちの関係に亀裂が生じ、順調だった暮らしの歯車が狂い始めるのだった…。
『ドラッグストア・カウボーイ』
2026年9月18日(金)公開
アメリカ/1989年/1時間40分/鈴正、weber CINEMA CLUB配給
監督・脚本:ガス・ヴァン・サント
出演:マット・ディロン、ケリー・リンチ、ジェームズ・レグロス、ヘザー・グラハム
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