イルミネーション制作の「怪盗グルー」シリーズから誕生した人気キャラクター、ミニオンズを主役に据えた長編アニメ「ミニオンズ」シリーズの最新作。今回の舞台は、映画の黄金期・1920年代のハリウッド!映画作りに挑む新たなミニオン3人組のハチャメチャな奮闘と、往年の名作へのオマージュなど映画愛が詰まった本作の見どころを凝縮してご紹介します!(文・春錵かつら/デジタル編集・スクリーン編集部)
カバー画像:『ミニオンズ&モンスターズ』より © Universal Studios. All Rights Reserved.

イントロダクション

世界中で愛されるミニオンズが、この夏、新たな大冒険を繰り広げる。2010年公開『怪盗グルーの月泥棒』で初登場して以来、「黄色いボディにオーバーオールとゴーグル」という誰もがひと目で覚えてしまうキャッチーで愛らしい姿と数々の予測不能な行動で人々を魅了してきたミニオンたち。「怪盗グルー」シリーズのみならず、前日譚にあたるスピンオフ作品「ミニオンズ」シリーズでも人気を博し、いまやイルミネーションを代表するキャラクターとして世代や国境を越えて愛され続けている。そして今回、監督のピエール・コフィンと脚本家ブライアン・リンチがその黄色い人気者たちの舞台として選んだのは、映画産業が大きな転換期を迎えていた1920年代のハリウッドだ。

最高な最強最悪のボスに仕えることが生きがいのミニオンたちが、ボス探しの旅の途中で辿り着いたのはハリウッド。サイレント映画からトーキーへ—映画史が大きく動き始めたこの時代は、ハリウッドが世界最大のエンターテインメントへと発展していく転換点でもあった。今作はそんな映画史の節目を舞台に、映画作りを夢見るミニオンたちがハリウッドに大混乱を招くハチャメチャな騒動をユーモアたっぷりに描いている。

物語の軸となるのは、映画作りに挑むミニオンたちの奮闘だ。しかし今作の巧みさは、彼らが映画を作る姿を描くことで、作品そのものが「映画を作る映画」という入れ子構造になっている点にある。劇中には1920年代に隆盛を誇ったサイレント映画をはじめ、『モダン・タイムズ』『マペット・ムービー』『ジョーズ』など時代を超えて愛される名作へのオマージュが散りばめられており、作り手たちが携える映画への深い敬意が伝わってくる。スクリーンに映るのはミニオンたちの大冒険でありながら、その根底に流れるのは紛れもない映画愛だ。シリーズファンや映画を愛するすべての人、そして未来の映画ファンの人たちにも見届けてほしい一作となっている。

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あらすじ

古えの時代から最強最悪のボスに仕えてきたミニオンズは、さまざまなボスを得ては失って映画の都・ハリウッドへたどり着く。映画スタジオに入り込んだ彼らはなぜか映画に起用されてまたたく間に人気者に。さらにミニオンのジェームズたちが本物のモンスターを出演させた映画を撮影しようとしたことで、ハリウッド中を巻き込む前代未聞の大騒動へと発展してしまう。

ABOUT )「ミニオンズ」シリーズとは?

2010年公開『怪盗グルーの月泥棒』を皮切りに「怪盗グルー」シリーズに登場するミニオンたちを主人公とした、2015年スタートのスピンオフ作品「ミニオンズ」シリーズ。個性豊かなミニオンたちがハチャメチャに活躍する人気シリーズだ。その魅力は見た目の愛らしさだけではない。摩訶不思議な「ミニオン語」で話していても、なぜか観客は理解できる。笑いだけでなく友情や挑戦といった普遍的なテーマで感動も届けてくれるミニオンたちの存在そのものが、世代や国境を超える“世界共通語”。それこそが「ミニオンズ」シリーズの最大の魅力だ。

キャラクター

ヘンリー
ジェームズと意気投合した、おしゃべりで楽しいことが大好きなミニオン。夢に向かって突き進む彼を誰よりも応援している。

ジェームズ
絵や物語が好きな好奇心旺盛なミニオン。豊かな想像力で騒動を巻き起こすが、ひたむきに夢へ突き進む愛されキャラ。

エド
冷静で優しい、頼れるミニオン。暴走しがちな仲間を一歩引いて見守りつつ、旺盛な知的好奇心で映画製作の大きな助けとなる。

左からヘンリー、ジェームズ、エド

マックス(声:クリストフ・ヴァルツ/松平健)
ハンチング帽と片眼鏡が特徴の映画監督。飛び入りしたミニオンの才能を見抜き、映画に起用してスターへ押し上げる心優しき紳士。

画像: マックス(右から4番目)

マックス(右から4番目)

グーミー(声:トレイ・パーカー/山寺宏一)
ミニオンより小さな緑色のモンスター。人懐っこくも予測不能で、映画製作に協力する物語の鍵を握る存在。その正体は……⁉

画像: グーミー(右)

グーミー(右)

ドート (声:ジェシー・アイゼンバーグ/千葉雄大)
地球征服を掲げミニオンにボスとして見初められた謎の青年。ロボットの様な出立ちで冷静かつ紳士的、今作の鍵を握る野心家。

画像: ドート

ドート

チェックポイント

1)「新ミニオン3人組」の
キャラクター性とエモーショナルな物語

画像1: チェックポイント

今作で物語を担うのは、想像力豊かなジェームズ、陽気でムードメーカーのヘンリー、冷静で穏やかなエドによる新たなミニオン3人組。周囲とはどこか違う個性的な彼らが目指すのは、なんと映画製作。「ミニオンズが実はハリウッド映画の歴史を陰で支えていた(⁉)」というエモーショナルな物語は、まさに「ハリウッド映画へのラブレター」だ。

2)映画史への圧倒的なオマージュと
「1920年代ハリウッド」という舞台

画像2: チェックポイント

舞台はサイレント映画からトーキーへと移り変わる1920年代ハリウッド。当時の制作現場の雰囲気や撮影技法を覗けるだけでなく、『カサブランカ』をはじめとする往年の名作映画へのオマージュも満載。華やかな黄金時代の空気を堪能できる。さらに大物映画人が思わぬ形で登場するなど、映画ファンにはたまらない遊び心も随所に散りばめられている。

3)150名編成の超豪華オーケストラによる
「ハリウッド黎明期~黄金期」の再現

画像3: チェックポイント

音楽を手掛けるのはこれまでに多くの映画音楽を手掛け、エミー賞受賞歴もある作曲家ジョン・パウエル。彼による壮大なスコアを約150名編成のオーケストラが奏でる重厚なサウンドは、ハリウッド黎明期から黄金期へと向かう当時の映画館で味わう高揚感を鮮やかに再現。オーケストラ音楽が映画芸術として完成した時代への没入感をさらに高めている。

『ミニオンズ&モンスターズ』
2026年8月7日(金)公開
アメリカ/2026年/1時間30分/東宝東和配給
監督:ピエール・コフィン
声の出演:ピエール・コフィン、トレイ・パーカー、アリソン・ジャネイ、クリストフ・ヴァルツ、ジェシー・アイゼンバーグ、ジェフ・ブリッジス、ゾーイ・ドゥイッチ、ボビー・モイニハン、フィル・ラマール

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