





本作はファティ・アキンの恩師でありドイツ映画界の重鎮であるハーク・ボームが自らの幼少期の記憶を綴った脚本を、愛弟子であるアキンが映画化した渾身の一作。12歳の少年・ナニングの目線で、ドイツ北部・アムルム島を舞台に第二次世界大戦終戦間近の揺れ動く時代が映し出される。
本作の舞台となるドイツ北部の「アムルム島」は、北フリジア諸島に属する小さな島。隣接する2つの島を合わせても人口は2300人ほどにとどまり、ファティ・アキン監督自身も本企画を通じて初めてその存在を知ったという。本土からフェリーで約2時間を要し、独自のルールとリズムが息づくこの孤島は、監督の恩師であり脚本を手掛けたハーク・ボームが幼少期を過ごした地でもある。彼の記憶を基に紡がれた本作では、美しい自然を背景とした屋外シーンの一部が、実際にアムルム島で撮影された。
この度解禁されたのは、主人公ナニングを演じたジャスパー・ビラーベックと、その親友ヘルマンを演じたキアン・ケップケら子役キャスト2人がアムルム島の撮影セットを案内するセットツアー映像。
映像の冒頭、2人がまず訪れたのはメイク車。「毎朝ここでメイクや髪をセットしてもらいます」と手短に紹介すると、すぐさま隣のケータリングバスへ。ジャスパーが「ここからが超重要!」とカメラに呼びかけた先にあるのは、お気に入りのサンドウィッチメーカーだ。「ソースの種類もたくさん選べます!」と興奮気味にアピールする、無邪気な2人の姿が収められている。続いて向かった衣装車では、自分たちが着用しているジャケットやセーターがすべて特注品であることを明かし、キアンが「着心地は最高だよ」と満足げな笑顔を見せる一幕も。
さらに『インデペンデンス・デイ』(96)などを手掛けてきた撮影監督、カール・ウォルター・リンデンローブを見つけると、「カールさん、ちょっと待って!」と駆け寄る2人。撮影の必需品である露出計の使い方を教わる様子からは、日頃からの現場の和気あいあいとした雰囲気が伝わってくる。
動画の最後には、劇中に登場するナニングとヘルマンの家を紹介。クジラの骨で作られた印象的な門を背に、「絶対に見逃せないってこと!ここで紹介したものを、ぜひ映画館でも確かめてみてね!」と元気いっぱいに呼びかけ、映像は締めくくられている。
少年の瞳を通して描かれる、戦争の終わりと家族の秘密。アムルム島の圧倒的なロケーションとともに贈る『白パンと独裁者』は、8月7日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国順次公開。
『白パンと独裁者』
8月7日(金)より、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国順次ロードショー
配給:ビターズ・エンド
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