今なお色褪せることなく燦然と輝き続けるゴシック・ホラーの金字塔『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』
1994年の公開以来、今なお色褪せることなく燦然と輝き続けるゴシック・ホラーの金字塔『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』。アン・ライスの世界的ベストセラーを原作に『クライング・ゲーム』などで知られるニール・ジョーダン監督が映画化。耽美で幻想的な映像美と、永遠の命に苦悩する吸血鬼たちのドラマは、30年以上を経た今も観る者を魅了し続けている。
物語の中心となるのは、愛する者との別れを繰り返しながら永遠の命を生きることになったルイと、彼を吸血鬼へと変えたレスタト。そんな対照的な二人を、ブラッド・ピットとトム・クルーズという当時の若き二大スターが演じ、その豪華共演は公開当時も大きな注目を集めた。さらに、キルステン・ダンストやアントニオ・バンデラスといった実力派が脇を固めている。
また、当初インタビュアー役を演じる予定だったリヴァー・フェニックスの急逝を受け、代役を引き受けたクリスチャン・スレイターが、生前リヴァーが支援していた慈善団体へ出演料の全額を寄付したという、映画史に残る美談もまた忘れ難い。
そんな数々のドラマを秘めた本作だが、当時は張り詰めたライバル関係とうわさされたトムとブラッドも、30年の時を経て互いを認め合う関係へと変わっていた。2025年春、シネマコンのステージに立ったトムは「当時ブラッドとゴーカートで何度も競い合ったよ。彼が運転する姿を見るのは最高だ。彼は本当にうまいんだ」と、ブラッドの主演作『F1®/エフワン』へ応援の言葉を贈った。
すると同年6月、メキシコで開かれた同作のプレミアでブラッドが「飛行機にぶら下がれと言わないのなら、また一緒に仕事をしたいね」と、長年の時を経て実現した軽やかなユーモアでファンを魅了した。
スクリーンの中の冷たく美しいヴァンパイアたちと、現実世界で時間を重ねた名優たち。ふたつの次元で交差するドラマに思いを馳せながら、ふたたび、あの耽美でダークな世界へと足を踏み入れてみよう。
ストーリー
舞台は現代のサンフランシスコ。ビルの一室で、インタビュアーに美しい青年ルイが語り始めたのは、200年の時を生きるヴァンパイアとしての衝撃の半生だった…。18世紀末、最愛の妻を失い絶望するルイの前に現れた、悪魔的美貌の吸血鬼レスタト。彼に永遠の命を与えられたルイは、人間の心を捨てきれぬ苦悩を抱えながら夜をさまよう。ある夜、母の亡骸にすがりつく少女クローディアと出会った彼は衝動的にその血を吸い、レスタトの手によって彼女もまたヴァンパイアとなる。だが、それは予測不能な悲劇の始まりだった──。
極限の環境が生んだ伝説『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』の舞台裏
精神崩壊寸前の現場と、ルイの苦悩が重なり合った日々

劇中でブラッド・ピット演じたルイの「死んだような目」は、過酷な撮影環境が生んだリアルな疲弊だった。ニール・ジョーダン監督は当時をこう振り返っている。「私たちは毎晩撮影し、何ヶ月も日光を浴びなかった。
ルイが300年間罰せられ続けたように、その過酷さがブラッドに与えた影響は、キャラクターが辿った道のりと似ていた」。トムよりも出演シーンが多く、撮影全体の重荷を背負ったブラッド。受動的で苦悩し続ける役柄と夜間撮影の連続が彼のメンタルを追い詰めたが、監督が「彼は本当にうまく演じた」と絶賛するように、その苦悩のすべてが唯一無二のダークな美しさへと昇華されている。
原作者をも唸らせたトム・クルーズの役作り

レスタトという「ハンター」の本質をつかむため、ライオンが獲物を狩る瞬間の映像を何度も巻き戻して研究したというトム。当初は原作のイメージから「金髪に青い目」になじめずにいたが、スタッフの説得もあり、金髪ウィッグと青いコンタクトを身につけることにした。
さらにヴァンパイアらしい青白い肌と浮き出る血管を再現するため、顔に直接血管を描き込むという、特殊メイクチームの驚くべき工夫も加わった。さらに彼の起用に猛烈に反対していた原作者のアン・ライスも、完成した映画を観て自らの判断の誤りを見直し、なんと雑誌に謝罪広告を掲載するほど、彼の演技を心から称えた。
現場の光となった天才子役の演技

この過酷な現場にあって、ひときわ強い輝きを見せていたのが、クローディア役を演じた当時 11歳のキルステン・ダンストだ。トムは「並の大人以上にプロフェッショナルだ」と彼女を称え、ブラッドも「誰もが彼女を宝物のように大切に守っていた」と語る。
後にキルステンは「彼らは私を本当の妹のように扱ってくれました。クリスマスには、私の楽屋に素敵なクリスマスツリーを飾ってくれたんです。いつも優しく気を配ってくれました」と当時の思い出を穏やかに振り返っている。憧れのスターたちに見守られながら過酷な役を演じきった彼女の存在こそが、今作にかけがえのない輝きをもたらしている。
10月28日(水)Release!
『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』が初の4K UHD化!

4K UHD+ブルーレイ セット:7590円(税込)
『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』が初の4K UHD+ブルーレイパッケージで登場。ファン垂涎となる1998年&2000年のTV放映版・日本語吹替音声を初収録するほか、4K UHDディスクには新規の映像特典3種も一挙に搭載。極上の映像美と圧倒的な音響で、あの永遠の闇と美の宴へと再び酔いしれてほしい!
デジタル配信中
権利元:ワーナー ブラザース ジャパン/発売・販売元:ハピネット・メディアマーケティング
©1994 Geffen Pictures. © 2000 Warner Entertainment Inc. All rights reserved.

