「CONNECT─映画が繋ぐ、その先の世界」をテーマに、10月26日から10日間に渡って開催される第39回東京国際映画祭。今年も国内外から世界初上映の最新作や、まだ誰も知らない注目作、映画史上に輝く名作など数々の上映作で観客を魅了します。そんな映画祭の“顔”であるナビゲーターを務めるのは、アイドル、アーティストで俳優の中島健人。上映作と共に、世界からやってくる映画人たちと交流できるのも嬉しい魅力。この特集ページで期待作や参加したいイベントをチェックしましょう。(文・米崎明宏/デジタル編集・スクリーン編集部)
カバー画像:『ゴジラ‒0.0』© 2026 TOHO

フェスティバル・ナビゲーター 中島健人

画像: フェスティバル・ナビゲーター 中島健人

来日ゲストの顔ぶれは

画像: コンペ部門審査員長のロルフ・デ・ヒーア

コンペ部門審査員長のロルフ・デ・ヒーア

映画祭のお楽しみは、海外ゲストと間近で交流できる機会があちこちで用意されていること。今回はまずユニクロが創設パートナーとして支援する基金「ディスプレイスメント・フィルム・ファンド」の代表を務めるケイト・ブランシェットが来場して第1弾助成短編5作を上映する。またクロージングの『コロニー/群体』のヨン・サンホ監督と出演のク・ギョファン、コンペ部門に出品するミルチョ・マンチェフスキ監督やガリン・ヌグロホ監督、黒澤明賞受賞のモハマド・ラスロフ監督、ワールド・フォーカス部門で特集を組まれるウルリケ・オッティンガー監督、さらにマスタークラスを行う予定のウェイン・ワン監督らが来場。この他にも多数のゲストが参加予定。またコンペ部門の審査員長はオーストラリアの脚本家・映画監督・プロデュ―サーのロルフ・デ・ヒーアが務める。

オープニング、センター、クロージング

画像: 『映画「SUKIYAKI 上を向いて歩こう」』 © 2026 映画「SUKIYAKI 上を向いて歩こう」製作委員会

『映画「SUKIYAKI 上を向いて歩こう」』
© 2026 映画「SUKIYAKI 上を向いて歩こう」製作委員会

今回、映画祭のオープニング作品に選ばれたのは、瀬々敬久監督が歴史的快挙を成し遂げた名曲誕生秘話を描く『映画「SUKIYAKI 上を向いて歩こう」』。さらにセンター・ピース作品には山崎貴監督のお待ちかね『ゴジラ−0.0』が登場。あれから2年。人々の希望を完璧に打ち砕く新たな絶望の到達点が訪れる。そしてクロージング作品にはヨン・サンホ監督最新作『コロニー/群体』が決定。韓国で大ヒットを記録した話題作で、バイオテロでロックダウンされた超高層ビルで恐るべき事態が起きる。

画像: 『ゴジラ‒0.0』 © 2026 TOHO

『ゴジラ‒0.0』
© 2026 TOHO

画像: 『コロニー/群体』 © 2026 SHOWBOX, WOWPOINT AND SMILEGATE. ALL RIGHTS RESERVED.

『コロニー/群体』
© 2026 SHOWBOX, WOWPOINT AND SMILEGATE. ALL RIGHTS RESERVED.

コンペティション

今回は15作品がノミネートされ、グランプリを競う。日本からは池田暁監督の『妖怪、化物をひろう』(台湾合作)、三島有紀子監督の『男ともだち』、山本英監督の『過怠』の3作がエントリー。さらに『ビフォア・ザ・レイン』のミルチョ・マンチェフスキ監督が北マケドニア社会への風刺をこめた『妹兄とマンホールの蓋』、『亀も空を飛ぶ』のバフマン・ゴバディ監督がサイコロジカル・ホラーに挑んだ『木々は見ている』、リー・カンション主演で料理を主題にしたチウ・ジョンジョン監督作『腹喜(フーシー)四つの饗宴奇譚』、現代ラテンアメリカを代表するリサンドロ・アロンソ監督の自身のデビュー作の25年ぶりになる続編『ふたつの自由』、バングラデシュのルパイヤット・ホセイン監督が都市伝説をもとに描く『問題だらけの花嫁』、中国出身のアーティスト、スン・シュンが10年の歳月をかけて製作した長編アニメ『魔法の星図』、インドネシアを舞台に若き地質学者の苦難の旅を描くガリン・ヌグロホ監督の『夜明け前の赤』など、いずれも気になるラインナップだ。

ガラ・セレクション

日本公開前の最新作をプレミア上映するガラ・セレクションでは世界の映画祭で話題になった作品や、本国で大ヒットしたエンタメ作品など、映画祭を盛り上げる19作(短編5作含む)を上映。カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞した『Fjord(原題)』やベネチア国際映画祭でジョン・マルコヴィッチが男優賞を受賞した『ワイルド・ホース・ナイン』といった映画祭受賞作をはじめ、全米大ヒット中のアン・ハサウェイ主演作『ヴェリティ/真実』、ペドロ・パスカル主演の感動ドラマ『ベヒモス!人生の組曲』、ハヴィエル・バルデム主演で贈る『理想郷』のロドリゴ・ソロゴイェン監督最新作『愛しい人』といった人気俳優主演作も楽しみ。さらにウェイン・ワン監督が谷崎潤一郎の小説を現代の東京で映画化した『Diary of a Mad Old Man(原題)』、SABU監督が記憶障害に苦しみながら誘拐事件を捜査する刑事を描く台湾=日本合作『記憶ゼロ』といった名匠の注目作、『劇場版「虎に翼」』『BYE BYE LOVE 探偵はBARにいる』『すべて真夜中の恋人たち』といった邦画の最新作がいち早く鑑賞できる。

第39回東京国際映画祭

●期間:2026年10月26日(月)~11月4日(水)
●会場:TOHOシネマズ日比谷、同シャンテ、ヒューマントラストシネマ有楽町、ヒューリックホール東京、丸の内ピカデリー2、角川シネマ有楽町、シネスイッチ銀座など
●東京国際映画祭公式HP
タイムスケジュールなど詳細は公式サイトにて(チケットは発売中)

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