今年もハロウィンのシーズンがやってきました。元々古代ケルト人に起源をもつお祭りで、夜になると死者の霊が家に還るという言い伝えから、子供たちが仮装して近所でお菓子をもらうイベントに。欧米ではハロウィン=お化けというイメージからこの時期、毎年のように皆で怖いと盛り上がれる映画が話題になります。そこで今秋観ておきたいハロウィン向け映画をご紹介しましょう。まずは今注目されているジェシカ・チャステイン主演×ジェームズ・ワン製作の“日常浸食ホラー”『アザー・マミー』をクローズアップ!(文・米崎明宏/デジタル編集・スクリーン編集部)
カバー画像:『アザー・マミー』より © 2026 Universal Studios. All Rights Reserved.

イントロダクション

ママのふりをして少女に近づく“何ものか”の正体は?

一人の少女が母親の姿をした邪悪な“何か”と関係を築いていく。同じ顔、同じ声をしているがママではないそれは一体何者なのか? 現代ホラーの鬼才ジェームズ・ワンが『バックルームズ』『オブセッション 災愛』のブラムハウス・アトミック・モンスターと製作に当たり、新鋭ジャンル監督、ロブ・サヴェージ(『ブギーマン』)とタッグを組んだ“日常浸食ホラー”。原作は「バード・ボックス」の原作者ジョシュ・マラーマンのブラム・ストーカー賞最優秀小説賞にノミネートされたベストセラー小説「Incidentsaroundthe House」。

『隣人たち』のジェシカ・チャステインが少女ベラの本当の母と得体のしれないアザー・マミーの2役を演じ分けるのが話題で、熱演を見せる彼女を囲んで、ベラの父親をTV「インダストリー」のジェイ・デュプラス、少女ベラを『ハウスメイド』のアラベラ・オリヴィア・クラーク、ベラの祖母を『レイダース 失われたアーク《聖櫃》』のカレン・アレンが演じる。脚本は「メディア王 華麗なる一族」のネイサン・エルストン、撮影は「サーヴァント ターナー家の子守」のローウェル・A・マイヤーが担当。

アザー・マミーの出現で思わぬ事態に巻き込まれる一家

あらすじ

8歳の少女ベラ(クラーク)は両親と一緒に一見幸福そうな家庭で暮しているが、ママ(チャステイン)が外で働き、パパ(デュプラス)が専業主夫で、何やら夫婦間はいろいろと問題を抱えている様子。そんなある日彼女は自分の部屋のクローゼットから出てきたママと全く同じ見た目をしている何かと出会い、アザー・マミー(チャステイン2役)と名付けて親しくなる。そしてそのアザー・マミーはベラに向って「あなたの心に入ってもいい?」と同じ質問を繰り返し問いかける。そして彼女は理想の母親を演じようとするが、次第にその存在に気づいた家族やベラを脅かす存在になっていく。果たしてアザー・マミーの正体とは? そして一体何を企んでいるのか?

見どころ

監督が評したジェシカ・チャステインの演技力

監督のロブ・サヴェージはマミーとアザー・マミーを演じ分けたジェシカ・チャステインの凄さをこう語っている。「アザー・マミーを演じる時、ジェシカは目を大きく見開き、唇を結んで横に引いて見せた。すごく力が入っているので首の筋が浮き上がっている。最初それが最適なのかわからなかったけど、子役が入ってきて彼女の表情を見た途端、叫び声をあげた。その時『これこそアザー・マミーだ』と決断できたんだ」と語り、「視覚効果も使っているし、恐ろしいシーンもたくさんあるけど、この映画を成立させているのはジェシカの演技力だよ」と証言する。

本当のママとアザー・マミーを演じ分けるジェシカ・チャステイン

今後の映画界を楽しみにしているジェームズ・ワン

製作者ジェームズ・ワンは自らも関わった『バックルームズ』や『オブセッション 災愛』の成功で、ホラーだけでなく、映画界全体がいま刺激的な転換点を迎えているという。「これからは新しい世代に訴求できる作品を作るフィルムメーカーが時代を作る。ホラーは社会的な不安や恐怖を解説できるジャンルだから、独自の面白い取り組みができるはず」と楽しみにしている。そんな彼が本作の原作に目を付けたのは「原作の力で製作における創造性豊かな土台はすでに完成していた。邪悪な存在が子供の純粋な愛情に訴えかけることで企みを実現しようとする様を描くのは、とても興味深いと思ったんだ」と語っている。

『アザー・マミー』
2026年11月20日(金)公開
アメリカ/2026年/東宝東和配給
監督/ロブ・サヴェージ
出演/ジェシカ・チャステイン、ジェイ・デュプラス、アラベラ・オリヴィア・クラーク、カレン・アレン

© 2026 Universal Studios. All Rights Reserved.

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