【インタビュー】光と風で生み出した、誰も見たことのない戦後『わたしの知らない子どもたち』宗賢次郎氏、上野隆治氏
戦後の東京を舞台に、戦災孤児となった琴子の生きる姿を描く西川美和監督の『わたしの知らない子どもたち』。その映像を支えるのは、人物の表情を際立たせ、空間に光や色を与える照明と、風やカメラの動きを生み出す特機の技術だ。『すばらしき世界』に続いて西川監督とタッグを組んだ照明技師・宗賢次郎氏と特機部・上野隆治氏は、セットだからこそ可能になった自由なライティングや、さりげない風の演出などを通して、本作ならではの世界を作り上げた。琴子の髪を揺らす風から、ラストカットの車窓を流れる光まで――その舞台裏を2人に聞いた。(取材・文/ほりきみき)