『カム・アンド・ゴー』をコロナ禍の東京国際映画祭2020に出品し、来日したリム・カーワイ監督、大阪の多国籍世界とボーダーレスな願いを描く【髙野てるみの『シネマという生き方』/コロナに負けない映画インタビューVOL.3】
多くの映画祭が延期となっていたコロナ禍で、コロナに負けずに、2020年10月30日から11月9日まで開催された第33回東京国際映画祭2020。審査員となる海外からの映画人の来日が望めないため、コンペティション部門の代わりに、「TOKYOプレミア2020」部門を設け、「観客賞」を競うことに。多くの国々から寄せられた作品から選ばれた映画の上映を果たしました。その状況の中、コロナを乗り越えて、マレーシアのクワラルンプール在住のリム・カーワイ監督が来日を果たし、『東京プレミア2020』に選出された『カム・アンド・ゴー』という新作を披露しました。そのカーワイ監督にリモートによるインタビューをするこ...