第70回カンヌ国際映画祭現地レポートその1
2017年5月17日から世界の映画人が注目するカンヌ国際映画祭が開幕。今年は70周年の記念すべきアニバーサリー・イヤーとあって、注目度も増している。長編コンペ部門審査員長はペドロ・アルモドヴァル監督。審査員にはウィル・スミスら。日本からは河瀬直美監督の「光」がエントリーされ、最高賞パルムドールを狙う。そんな現地に向かった映画ライターの岡田光由氏がカンヌの熱い息吹をリアル・レポートでお届けする。
史上最も若い大統領の誕生で沸くフランスで、世界で最も権威の高いカンヌ国際映画祭が、5月17日から始まった。今回は70回の節目となる開催とあって特別となるさまざまなイベントがあるかと思いきや、意外と...