新作『初恋』で世界中から注目の三池崇史監督。世界の若手映画づくりの旗手たちに贈る、映画祭とは?映画づくりとは?
髙野てるみの『シネマという生き方』VOL.27
今年のカンヌ国際映画祭の『監督週間』部門に新作『初恋』(2019)を出品、来年2月28日予定の日本での公開が待たれる三池崇史監督。そんな折、アメリカでの先行上映を9月27日に果たしたのですから、さすがです。国際的監督として燦然と際立つ三池監督に、7月に開催されたSKIPシティDシネマ国際映画祭でインタビューのお時間をいただき、審査委員長として活躍中に感じられた「世界の映画づくりの今」「映画をつくるということ」などについて縦横無尽に語っていただきました。そこには永きにわたっての、映画と映画を作る者たちへの愛が感じられてなりませんでした。カリスマ、マスターからの映画レクチャーとも言える、リア...