ポート・アーサー事件を衝撃映画化。『ニトラム/NITRAM』ジャスティン・カーゼル監督インタビュー
1996年4月28日、日曜日のオーストラリア、タスマニア島。世界遺産の観光地ポート・アーサー流刑場跡で無差別銃乱射事件が発生し、死者35人、負傷者15人もの犠牲者を出した。当時28歳の単独犯、マーティン・ブライアント(通称:ニトラム)の動機や背景が不明瞭であることも拍車をかけ、全世界が騒然となった。事件から四半世紀経ち、このオーストラリア史上もっとも暗く、不可解な事件をジャスティン・カーゼル監督が真正面から描き切る。