【インタビュー】緻密に構築された映像体験『さよならはスローボールで』カーソン・ランド監督
地元の草野球チームがビール片手にヤジを飛ばしながら、大好きな野球に興じるうちに日が暮れ、一日が終わっていく。『さよならはスローボールで』はカンヌ国際映画祭<監督週間>部門に選出され、オフビートなユルい笑いと心に残る予想外の切なさで観客を魅了した。メガホンを執ったのは、独創的な映画作りで注目を集めるロサンゼルスを拠点とした映画製作コレクティブ“オムネス・フィルムズ”に所属する新鋭カーソン・ランド監督。日本公開を前にランド監督から話を聞いた。(取材・文/ほりきみき)