誰も知らないパリ13区を、SNS時代の愛と孤独のモノローグで描く。新作『パリ13区』のジャック・オディアール監督インタビュー【髙野てるみの「シネマという生き方」/コロナに負けない映画インタビューVOL16】
国際的映画祭などでの数々の受賞歴がその実力の証し。フランスの名監督の一人、ジャック・オディアール。新作の『パリ13区』(2021)は、観光地としてのパリとは真逆な、13区に生きるミレニアム世代の男女の愛やセックスへの渇望、不安や孤独感をモノクローム映像で迫った作品だ。70歳を前にした監督の新たな取り組みや、作品への想いをうかがうことが出来た。カバー画像:director photo JA ©EponineMomenceau