アクロバティックにバイクを愛するアウトロー・ヒロイン誕生。カンヌの審査委員の心を射抜いた『Rodeo ロデオ』。
ローラ・キヴォロン監督インタビュー【髙野てるみの「シネマという生き方」VOL35】
2022年のカンヌ国際映画祭のある視点部門で、審査委員たちを魅了した作品が『Rodeoロデオ』だ。映画監督で脚本家のローラ・キヴォロンの初長編作品であったにもかかわらず、審査委員たちの「心を射抜いた」作品となる。特設賞とされる「クープ・ドゥ・クール・デュ・ジュリー」を獲得してしまうほどに賞賛された。自らノン・バイナリーであることを公言する、キヴォロン監督の作品に賭けた想いをたっぷりとうかがうことが出来た。