ベル・エポックのフランスを今に繋ぐ。
フレンチ・アニメの巨匠、ミッシェル・オスロ監督の『ディリリとパリの時間旅行』で、魔法にかけられる。
髙野てるみの『シネマという生き方』VOL.26
一度観たら忘れられない、好きになる。今もそんな評価で支持され続け、フランスで公開当初から驚異的な興行成績を収めたアニメーション作品『キリクと魔女』(1998)。その監督ミッシェル・オスロがフランス、パリの良き時代を描いた新作が、本作『ディリリとパリの時間旅行』です。そのオスロ監督に、アニメーションへのこだわりや、アニメーションの持つ力についてうかがうことが出来ました。ウイットに富んだお答えの数々には、監督ご自身が、まさに「メイド・イン・フランス」であることを感じるばかりです。