【インタビュー】安田章大が放つ“演技の意図”を消した存在感『平行と垂直』小林聖太郎監督
安田章大とのんがW主演を務める『平行と垂直』は自閉スペクトラム症(ASD)の特性を持つ兄・大貴と、幼い頃から兄を支えながらも葛藤を抱えてきた妹・希の姿を通して、「ただそこに存在していることの尊さ」を優しく、そして力強く問いかける。誰もが生きづらさを抱える現代社会において、この繊細な物語はいかにして紡がれたのか。監督を務めた小林聖太郎氏にインタビューを敢行。専門家や当事者への緻密な取材から見えてきたリアルな空気感、安田がスターとしてのオーラを消し去って難役に挑んだ舞台裏、そして物語の「本当の主人公」として希を描いた演出の意図まで、作品の根底に流れる真摯な眼差しに迫った。(取材・文/ほりきみき)