藤沼伸一:映画『GOLDFISH』インタビュー
1980年に衝撃のデビューを果たしたパンクバンド「亜無亜危異(アナーキー)」。そのギタリスト・藤沼伸一が初監督を務めた映画『GOLDFISH』が3月31日より公開される。藤沼自身のすべてをモチーフにしたという本作は、「ニルヴァーナ」のカート・コバーンの自殺を機に多く語られるようになった「27クラブ」や、人生の折り返し地点を迎えた年代に自分の人生を問い直すことでアイデンティティが揺れ心の葛藤が起きる「ミッドライフクライシス」など、多くのミュージシャンやアーティストに襲いかかる「死の波」を泳ぐ金魚のような者たちの苦悩を描いている。そして、観る者に自分自身と向き合うことの大切さ、そして希望を見...