【インタビュー】映画『逆転のトライアングル』自分が撮った映像が観客を変えるものであってほしいとリューベン・オストルンド監督が語る
豪華客船が難破し、乗客は無人島に流れ着く。食べ物も水もSNSもない極限状態で、ヒエラルキーの頂点に立ったのは、サバイバル能力抜群なトイレ清掃婦だった。『逆転のトライアングル』は驚くべき人間観察眼とセンス抜群のブラックユーモアで社会が抱える格差問題を痛烈に炙り出します。脚本も担当したリューベン・オストルンド監督は『フレンチアルプスで起きたこと』(14)で第67回カンヌ国際映画祭ある視点部門審査員賞、『ザ・スクエア 思いやりの聖域』(17)で第70回カンヌ国際映画祭最高賞であるパルムドールを受賞し、本作でカンヌ史上3人目の2作品連続パルムドール受賞という快挙を果たしました。監督は本作を通じて...