解散ライブまであと数カ月。残された時間をどのように過ごし、どのようなラストを迎えるのか――。グループを代表して、メンバーの秋本帆華と咲良菜緒が素直な思いを語ってくれた。
(撮影/久保田司 取材・文/宮田英一郎)
解散ライブは強風と寒さに注意!?

──もしも2012年の名古屋城路上デビュー日に戻って、ひとつだけ過去を変えられるとしたら何をしたいですか?
咲良 天気! 天気!
秋本 即答(笑)。
咲良 路上デビュー日が極寒だったんです。特典会のときは寒すぎて、みんなブルブル震えていて。前日まで雨が降っていたのでステージも濡れていたし。
秋本 ステージがめっちゃ滑ったんだよね。
咲良 桜の季節だったのに、風がものすごく強くて桜がブワ〜〜〜って散ったりして。だから、デビュー日の天気を穏やかにしたいです。
秋本 私はガイシホールでやり直したいことがひとつあって。衣装替えのタイミングで、紺と金色の鯉のぼり衣装になったんです。その衣装に着替えたメンバーが5人並んでジャーン!と登場する見せ場だったのですが、縞々のハイソックスの左右の長さが全然違っていて……。
咲良 早替えで慌てちゃったんだ。
秋本 完全に私のミスなんだけど、そのときの写真が今でもよく使われるから、めっちゃ恥ずかしくて。あの早着替えをもう一度やり直したいです(笑)。
──解散ライブは、思い出の場所でもあり、始まりの場所でもある名古屋城で行われます。
咲良 まだ詳細は決まっていないけど、ストレートでシンプルなライブになるのかなと思っています。最後に4人のパフォーマンスを見ていただきたいです。あと、当日は風が強くなければいいな(笑)。
秋本 野外ステージだもんね。
咲良 名古屋城でシャチサマ(2023年開催『SHACHI SUMMER2023 名古屋城~叫べ!夢と希望の銃弾を放つ夜~』)をやったとき、ラストに披露した『勲章』という楽曲のいいタイミングで紙吹雪が会場に舞う予定だったけど、その日も風が強かったせいで……。
秋本 紙吹雪が全部ヒューーーって横に飛んでった(笑)。
咲良 客席の端っこに大量の紙吹雪が溜まっていたんです。真剣な顔をしなきゃいけないのに、それを見た瞬間、もう笑いがこらえられなくて(笑)。
秋本 菜緒がニヤニヤしてるから、もう抑えて!と思ってた(笑)。
咲良 だから、解散ライブの日は風が吹かないでほしいです(笑)。
秋本 あと、12月なので、ぜひ温かい格好をして見に来てください。
──改めてTEAM SHACHIはどんなグループだったと思いますか?
咲良 こんなにもメンバーが生身のままで活動できたり、こんなにもメンバーの声をグループ活動に直接反映させてくれるアイドルって、なかなかいないと思うんです。アイドルだけど、ほぼ自己プロデュースのグループというか。もちろん、私たちのやりたいことを理解して協力してくれたスタッフさんの存在があってこそ、自由にやらせてもらえたのは間違いないです。いくら私たちがやりたいことを主張しても「反対!」と言われてしまったら、それまでなので。
秋本 でも、スタッフさんに反対されたことはほとんどなかったです。ちょっと実現が難しそうなことでも、「じゃあ、こういう方法でやってみようか」と提案してもらって、いろんな希望を叶えていただきました。そういう意味でも、自分たちのやりたいことをやらせてもらえる環境がすごくありがたかったです。
咲良 自分たちのやりたいことを追求してきたからこそ、長く活動を続けられたのかもしれない。無理なことは「無理です」ってはっきり言っていたもんね。「それは嘘になってしまうから言えません」とか。
秋本 逆に言えば、「ここの部分をもう少しこうさせてください」とか細かい部分までちゃんとメンバーの意見を聞いてもらえたんです。だから、今のTEAM SHACHIがお見せしているものは、すべてメンバーやスタッフさんが納得したうえで出しているので嘘がないんです。
咲良 もし自分たちに嘘をついて無理して活動していたら、ここまで続けることはできなかったと思います。
──そんなTEAM SHACHIの魅力が詰まったラストEP『DERA Journey!!!!』が発売中です。
咲良 昨年からライブで披露していた楽曲やユニット曲、ラストイヤーを盛り上げる新曲が収録されています。チームしゃちほこ時代からお世話になっている浅野(尚志)くんやyouth caseさんなど、私たちにゆかりのある方たちが集結してくださって、締めくくりに相応しいEPになったと思います。
秋本 『晴れ晴れ』の歌詞を見て、終わりを迎えることの寂しさはあるけれど、ここからまた物語が始まっていくし、私たちも前へ進んでいきたいと感じました。TEAM SHACHIが解散した後もこの曲を聴くことで、ちょっとでも気持ちの整理の助けになればいいなと思います。
──活動中の現役アイドルや、これからアイドルを目指す子たちに伝えたいことはありますか?
秋本 自分のストッパーを外して、何事も一度やってみたらいいんじゃないかなと思います。私自身、最初はできないことだらけだったけど、意外となんとかなりました(笑)。だから、自分にブレーキをかけたりせず、とりあえず何でもやってみることがオススメです。好きなことをとことん追求したら、それが自分の強みになったり、お仕事に繋がったりすることもあると思うので。
咲良 帆華のアドバイスと真逆になっちゃうかもしれないけど、やりたくないことはやらないでいいと思います。
秋本 正反対でした(笑)。
咲良 アイドルに限った話ではないけど、誰かの言うことを全部聞いてしまうと自分らしさが失われちゃうし、ただの着せ替え人形になった挙句、個性が奪われてしまうと思うんです。だから、やりたいこと、やりたくないことをはっきり決めて、自分の気持ちを大切にしたほうがいいと思う。たぶん帆華が言っていることと紙一重かも。
秋本 そうだね。どっちも大事だし、どっちかを貫けばいいかもしれない。
──約13年8カ月を全力で駆け抜けたと思いますが、振り返ってみて幸せなアイドル人生でしたか?
咲良 大満足だよね。
秋本 うん。これ以上ないくらい。
咲良 思い残すことがひとつもないもん。
秋本 本当にやり切りました!
咲良 これまでがあまりにも良すぎたので、この先、何か悪いことが起こるんじゃないかって心配にならない?
秋本 解散後の人生が?
咲良 そうそう。ここまで満足のいく時間を、今後手に入れることができるのかな?と思っちゃうんだよね。
──これ以上の刺激があるのか……。
咲良 世界中を旅して回ったりしない限り、なかなか難しいだろうなって思います。それくらい刺激的な13年8カ月だったので。
秋本 こんなにも感情が揺れ動くことって、今後の人生であるのかな? もしかしたら解散後に物足りなさを感じるかもしれないけど、TEAM SHACHIの4人がおばあちゃんになっても人生をワイワイ楽しんでいる姿が想像できるんです。
<PROFILE>
秋本帆華
生年月日:1997年11月15日
出身地:愛知県
カラーネーム:名古屋レッド
あだ名:ほのか、ほーちゃん
好きな言葉:アイス頂きました!
趣味:漫画、読書、アイス
特技:水泳
<PROFILE>
咲良菜緒
生年月日:1997年9月10日
出身地:愛知県
カラーネーム:ドラゴンズブルー
あだ名:なおちゃん、なぴ、なっぴー
好きな言葉:明日はOFFです
趣味:漫画、メタル、ロック、和菓子、お米
特技:習字

『DERA Journey!!!!』
9⽉22⽇(⽉)リリース
※Mカード および 配信SDPM-1008 ¥3,000-(税込)
<収録曲>
M1:翔け抜けてスターマイン
M2:晴れ晴れ
M3:友達万博
M4:きっと神回クライマックス♡
(冷めたポテトの復活⽅法 / 秋本帆華・⼤⿊柚姫)
M5:CABRIOLET
(はなおん♪ / 咲良菜緒・坂本遥奈)
PRESENT:サイン入りチェキ 各1名様
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