INTRODUCTION
今年のゴールデングローブ賞でTVのドラマ部門作品賞と女優賞(クレア・フォイ)に輝いた話題の海外ドラマで、現在もその地位にある英国女王エリザベス2世の若き日の姿を描いている。映画「クィーン」でも英国王室の内情に迫ったピーター・モーガンが企画・製作総指揮にあたり、「リトル・ダンサー」などのスティーヴン・ダルドリーが製作総指揮及び第1話の監督を務めた。
若き日のエリザベス女王に扮しているのは「ミスティック・アイズ」やTV「ウルフ・ホール」のクレア・フォイ、その夫エディンバラ公フィリップ殿下はTV「ドクター・フー」のマット・スミスが演じている。
ほかに「マリアンヌ」のジャレッド・ハリス、「女神の見えざる手」のジョン・リスゴー、「世界一キライなあなたに」のヴァネッサ・カービーらの共演。すでにシーズン2の製作も決定しており、1に続く1955年以降の出来事が描かれることになっている。
STORY
1947年、20歳を越えたばかりのエリザベス王女はフィリップと結婚、激務をこなす父ジョージ6世のもとで幸せな生活を送る。だが父が不治の病であることが判明、エリザベスが父の代理で外遊中に、ジョージ6世は崩御してしまう。悲しみに暮れながらも、エリザベスは事態の処理にあたり、妹マーガレットや前王ウィンザー公の問題に対処し、一国の指導者としての力量を発揮していく。
その後も、王室内の問題ばかりでなく、国内外で早急に対応しなければならない事態が頻出するが、エリザベスは強い意志を持ってそれらに対処していく。時には肉親さえも切り捨てながら。夫婦間にも危機が訪れることもあった。フィリップは妻の陰に隠れていることに次第に不満を募らせていく。妹マーガレットの結婚問題にも苦慮させられる。それでもエリザベスは常に国のためを思い、決断を下していくのだが……