イーサン・ホークとユマ・サーマンとの間に生まれた長女のマヤ・ホークがテレビ映画の「若草物語」LITTLE WOMEN(2018)に出演します。

成田 陽子(なりた・ようこ)
ロサンジェルス在住。ハリウッドのスターたちをインタビューし続けて37 年。これまで数知れないセレブと直に会ってきたベテラン映画ジャーナリスト。SCREEN誌特別通信員としてハリウッド外国人映画記者協会に在籍。

初めて会ったのですが、顔がまさにイーサンとユマの両方がミックスして、おまけに身長がびっくりするほど高いのです。何が驚いたって、そのあっけらかんとした、積極的で、よく笑う、のびのびとした姿勢でした。

イーサンはどちらかというと内向的で、ユマもかなりシャイなタイプで、マヤを見て、よっぽど陽気で楽しい家庭に育ったのだろうなーと思いましが、公の席ではしゃぐ娘を演じる演技派も多いので、本当のところは??わかりませんね。

二人が結婚したのが1998年、別れたのが2003年、正式に離婚したのが2005年でしたから、マヤがたった7歳の時でした。

「若草物語」は今までに3度映画化され、テレビ映画化は数え切れないほどの人気小説、若い女性のバイブルです。

まるで「若草物語」の4人姉妹に一人、アジアからの養女が加わっているようですが。

原作は (LITTLE WOMEN) 、作者は ルイーザ・メイ・オルコット、1860年頃のアメリカ東部の家族、戦場に行っている父親の留守を守る母親と4人の姉妹が健気に生きるドラマで、オルコットの自伝とも言われています。

1933年の映画ではキャサリン・ヘップバーン
1949年版ではジューン・アリソン
1994年版ではウィノナ・ライダー

が演じた主人公のジョー役を今回はマヤが演じています。

勝気で、人生を自分で乗り切る挑戦精神の持ち主のジョーは若手女優の魅力を最大限に見せる役柄ですから、マヤにとっては初めての大きなチャレンジ。

1998年7月8日ニューヨークにMaya Ray Thurman-Hawkeと有名な親がすぐに分かってしまう名前を付けられて生まれました。

ほとんど生まれた時から女優になる運命をしっかりとなぞって、名門ジュリアード学院に入学したのですが、女優業が忙しくなって中退、ルックスとプロポーションを買われて、モデルとしても活躍しています。

まだ19歳、出演作もたった2本のとびきり新鮮な新人ですが、すでに何本か出演作が控えていますから、当分ジュリアードには戻れないでしょう。

服に「I LOVE PBS」と書いてあるボタンを付けたマヤは顔の表情が豊かで、お転婆そうで、実生活でもジョーそのもののようでした。

PBS Public Broadcasting Service は公共放送で、いつも視聴者から募金を募っている、コマーシャルを流さないテレビネットワーク。英国のドラマや歴史物、古典音楽などのプログラムを放映しています。

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