熱狂的ヒット作の2年ぶりの新章、日本初上陸!
FBIの男女コンビ、モルダー(デイヴィッド・ドゥカヴニー)とスカリー(ジリアン・アンダーソン)が怪現象・異常事件に挑み続けて大ヒットした、SFサスペンスの続編「X-ファイル2016」。その2年ぶりに生まれた新章で、全6話だった前シーズンより全10話に増えてスケールアップした。
前シーズン、モルダーとスカリーは以前の上司スキナー(ミッチ・ピレッジ)に呼び出され、X-ファイル課は復活。一方、スモーキング・マン(ウィリアム・B・デイヴィス)ら政府の黒幕勢が人間と異星人の交配種(ハイブリッド)を生み出そうとする陰謀は進行し、交配種以外の人類を死滅させるべく、一味は人類を抹殺するスパルタ・ウイルスを散布。世界的にパニックが広がったが…。
ロングラン・ヒット作らしく、旧キャラ再登場など従来のファンを楽しませるサービスを満載すると同時に、新キャラ登場などの野心的試みも。バラエティーに富む全10話だ。
CHECK POINT 01:息子ウィリアムが重要キャラに
前シーズン最終話、再びクローズアップされたのは第8シーズンの終わりにモルダーとスカリーの間に生まれたが、里子に出されていた息子ウィリアム。この「X-ファイル2018」ではとんでもない超能力を持つことが判明し、さらに重要なキャラに育っていく。ウィリアム役を演じるのは、1992年生まれの新進若手男優マイルズ・ロビンズ(ティム・ロビンズの息子)。
CHECK POINT 02:あの人気キャラが再登場
1993~2002年の間、計9シーズンもロングランした「X-ファイル」の続編とあって、かつての人気キャラの意外な復活も見もの。亡くなったはずの“ローン・ガンメン”のラングリー(ディーン・ハグランド)や、第8・9シーズンのレイエス捜査官(アナベス・ギッシュ)らが再登場!
CHECK POINT 03:ユニークなエピソードも…
元々は一話完結形式で怪事件を描いた本作だが、政府の陰謀など物語が連続するエピソード群の人気も高いとはいえ、謎を残しつつもきちんとオチがある基本型エピソードの人気も高い。この第11シーズンは、第3・4・6~9話がそれらに該当。モルスカ・コンビがほとんど台詞を話さず、AIに困らされ続ける第7話は出色だ。