「つぐない」のブライオニー・タリス
若手演技派女優の筆頭シアーシャ・ローナンの出世作。彼女が身にまとう聡明さはすでに完成されており、やや神経質そうなところも役柄にぴったり。今作で13歳にしてオスカー候補になった。終盤には大女優ヴァネッサ・レッドグレーヴが、シアーシャの雰囲気を継承した“イノセンスなおばあちゃん”となって登場。どうやら生涯同じ髪型だったようだ。
「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」のデイジー・フューラー
80歳の姿で生まれ若返っていく男性を支えるデージーを演じたのは、二人の“天才女優”エル・ファニングとケイト・ブランシェット。まずはエルが老人(だけど中身は子ども)のブラッド・ピットの心を一瞬で鷲掴み!続くケートは暴力的なまでの美でもってブラピを魅了。とくに夜の公園でのダンスシーンは一幅の絵を見ているような美しさ。
「X-MEN」シリーズ
プロフェッサーX
車いすにスキンヘッドというパトリック・スチュアートのビジュアルがあまりにもキャッチーなので、まさかジェームズ・マカヴォイが若かりし頃を演じるとは思ってもみなかった!かつては毛髪も豊かで、キビキビと歩いていたのだなとしみじみ。
マグニートー
ヒーローになったりヴィランになったり、何かと忙しいマグニートー。好々爺然としたイーアン・マッケランだが、磁力を操らせたら右に出るシニアはいない!彼の若き日を演じるのはマイケル・ファスベンダー。特徴的なヘルメットも端正な顔立ちでカバー。
さいごにコラム:”若き日マスター“エラ・パーネル
「わたしを離さないで」のルース
エラ・パーネルという女優をご存知だろうか。デビュー作「わたしを離さないで」でキーラ・ナイトリーの少女期を演じて注目されたロンドン出身の22歳。その後「マレフィセント」ではアンジェリーナ・ジョリー、「ターザン:REBORN」ではマーゴット・ロビーと次々と名女優の若い頃に抜擢。出演シーンはわずかながらも、これだけタイプが異なる美人の若き日を演じられるのはスゴイ!