全米大ヒットのマーベルの最新アクション「ヴェノム」が2018年11月2日ついに日本公開。主人公とストーリー、そしてこれだけ知っておけばさらに映画を楽しめる【ヴェノム・トリビア】をご紹介。この記事を読めば、ヴェノム対策はバッチリです。(文・松坂克己/デジタル編集・スクリーン編集部)

ヴェノム・トリビア:
これだけ知っておけば、さらに映画を楽しめる!

画像: ヴェノム・トリビア: これだけ知っておけば、さらに映画を楽しめる!

見た目はかなりやばそうなヴェノム。さてこのヴィラン・キャラは一体どんなヤツ?マーベル史を紐解いて、彼のトリビアをお教えしましょう!

初登場したのはいつ?

ヴェノムがマーベル・コミックに初めて姿を見せたのは、1988年5月に刊行された『アメイジング・スパイダーマン』の300号でのこと。今年はちょうどその誕生から30年という記念すべき年に当たっているわけだ。

シンビオートって何?

画像: 宇宙から持ちこまれたシンビオート

宇宙から持ちこまれたシンビオート

シンビオートは共生生物と訳される。つまりほかの生物に寄生、合体して生存する宇宙生物だ。ヴェノムは固有名詞で、宿主が変わってもヴェノムと呼ばれるが、エディとの適合性は極めて高く真の共生関係を結んでいる。

どんな性格?

シンビオート共生体は寄生体と宿主、双方の性格が反映される。従ってエディとヴェノムが合体したシンビオートは、怒りに駆られて行動するひねくれ者のヴェノムと、功名心と正義感に突き動かされるエディの合体物だ。

外見とパワーについて

身長180cmのエディがヴェノムに変身すると2mを越える巨体となり、恐ろしい外見に変化する。目や歯は人間のものとはまったく違っており、パワーも通常の40倍程度にまで増強され、姿形も自在に変化させられる。

原作と映画化

原作でも初代ヴェノムはエディ・ブロックに寄生するが、ほかにもドン・フォルトゥナート、マック・ガーガン、ユージン・トンプソンを宿主とした。映画でも「スパイダーマン3」でエディと融合したヴェノムが登場した。

「スパイダーマン3」にも登場していたヴェノム

画像: 「スパイダーマン3」より

「スパイダーマン3」より

サム・ライミ監督のシリーズ3作目にもヴェノムは登場した。隕石に付着して地球に落下したシンビオートはピーター=スパイダーマンに寄生、能力をパワーアップさせブラックスパイダーマンとして活躍する。だが自らの内の怒りを制御できなくなりそうになったピーターは寄生体を破棄。それがピーターに恨みを持つカメラマン、エディに寄生しヴェノムが誕生してしまった!

What Is SUMC?

ソニー・ピクチャーズが製作するスパイラクター映画の非公式な総称でSonyʼs Universe of Marvel Charactersの略。ソニーズ・ユニバース・オブ・マーベル・キャラクターズの頭文字だ。「ヴェノム」を第1弾として、以降ブラック・キャット、シルバー・セーブル、モービウス、クレイヴン・ザ・ハンター、ジャックポット、ナイトウォッチ、シルクといったキャラクターの映画が予定されている。なお来年公開予定の「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」はSUMC作品ではなく、MCU(Marvel Cinematic Universe)フェーズ4の第1作という位置づけになっている。

『ヴェノム』
2018年11月2日公開
原題『ヴェノム』2018年度作品。1時間52分。アメリカ映画。ソニー・ピクチャーズ配給
©&TM 2018 MARVEL

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