チャイコフスキーの楽曲とそれをもとにしたバレエ作品で有名な「くるみ割り人形」。何度も舞台化されてきたこの名作が壮大なファンタジー・アドベンチャーとして映画化。秘密の王国に入り込んだ少女クララの不思議と驚きに満ちた冒険の旅を、絢爛豪華な映像と共に描き出す。
「僕のワンダフル・ライフ」のラッセ・ハルストレムと「ジュラシック・パークⅢ」のジョー・ジョンストンの二人が共同監督。出演は、主人公クララに「インターステラー」のマッケンジー・フォイが扮するほか、「アンナ・カレーニナ」のキーラ・ナイトレイ、「黄金のアデーレ」のヘレン・ミレン、「インビクタス」のモーガン・フリーマンら実力派キャストに加えジェーデン・F・ナイト、マシュー・マクファーデン、エウヘニオ・デルベス、リチャード・E・グラントらが共演。さらにバレエ界の大スター、ミスティー・コープランドとセルゲイ・ポルーニンが特別出演している。
シュタールバウム家の次女クララ(マッケンジー)は、機械いじりが大好きな好奇心旺盛でちょっぴり変わり者の女の子。けれど最大の理解者である母が亡くなり、クララは深い悲しみに。そんな彼女に母が遺してくれた卵型のオルゴール。そこには“あなたに必要なものはすべてこの中にある”というメッセージが添えられていた。発明家ドロッセルマイヤー(フリーマン)の助けでクララがオルゴールの鍵を開けると、その先には信じられない驚きの世界が。
花たちが踊りオモチャの兵隊が動き出す、夢の世界のような秘密の王国。そこは四つの国に分かれていた。雪の国、花の国、お菓子の国、そしてマザー・ジンジャー(ヘレン)が支配する荒れ果てた“第四の国”。クララは、スイートなお菓子の国のシュガー・プラム(キーラ)ら三つの国の摂政から、マザー・ジンジャーの企みを阻止して欲しいと頼まれる。かつての平和で美しい王国を取り戻すためクララの大冒険が始まる。
くるみ割り人形と秘密の王国
11月30日公開。2018年度作品。アメリカ映画。1時間40分。ウォルト・ディズニー・ジャパン配給
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