映画史に残る二大SF「2001年宇宙の旅」と「マトリックス」が、ワーナーブラザースから史上最高の映像フォーマット4K ULTRA HDで登場します。“4K”って最近よく耳にするけど、実際何がスゴイの?ってことで百聞は一見にしかず。さっそく体験してみました!(文/相馬学・デジタル編集/スクリーン編集部)

「マトリックス」が世界の度肝を抜いたワケ

1999年に公開された「マトリックス」はVFXアクションの新時代の到来を告げた革命的な作品と言ってよい。人類が知らぬ間にコンピューターに支配されている世界を舞台に、人類の救世主として覚醒する主人公ネオの冒険のドラマは、哲学から文学、ポップカルチャーまで、さまざまな要素に彩られ、観客を熱狂させた。4年後には続編「リローデッド」と「レボリューション」が公開され、壮大なサーガに発展し、完結した。

画像: 「マトリックス」が世界の度肝を抜いたワケ

いずれの作品も、“マトリックス”と呼ばれる仮想現実世界でのバトルは大きな見どころ。弾丸よりも速い動きが可能な世界だけに、アクションも超人的で、それをクールに見せるために、さまざまな視覚効果が導入されている。なかでもネオが銃弾をのけぞって避け、その周りを映像が360度回転する場面を生み出した“バレットタイム”と呼ばれる技術は、後に多くのフォロワーを生み出した。ちなみに、この一作目はアカデミー賞で視覚効果賞に加え、編集賞、音響賞、音響効果賞を受賞。カンフーの特訓を積み、ワイヤー・アクションにも挑んだキアヌ・リーブスの熱演も光った。

4Kで見るとこうなる!

「マトリックス」を4Kで見ると、やはりアクションが映える。一作目のクライマックス、無数の銃弾が飛び交う銃撃戦では、破壊された建物の破片がスローモーション効果もあって、幻想的に飛び散る。そのバイオレントかつエレガントな見せ場は圧倒的と言うほかない。バレットタイムの銃弾の軌跡もはっきりととらえられる。二作目ではハイウェイでのカーチェイスに注目。クラッシュ時の時空が歪んだかのような映像の臨場感に唸らされる。

おなじみのバレットタイムも迫力UP!

思わずのけぞるほど銃弾がくっきり!

そして三作目では、やはりクライマックスのネオと宿敵エージェント・スミスのガチ対決を見逃すわけにはいかない。スミスの分身たちが見守る中、宙に浮き、道路に沈み込んでは繰り広げられるダイナミックなファイト。降り続ける雨の粒がと水しぶきが光を反射し、スローモーションで飛び散る、その映像美はアクション映画であることを忘れさせるほどだ。3Dでなくても立体感を感じさせる映像に酔うべし!

4Kと水しぶきの相性はバツグン

「マトリックストリロジー日本語吹替音声追加収録版」
4K ULTRA HD&HDデジタル・リマスターブルーレイ

画像: WBHE/発売中、20000円+税(9枚組)、 HDデジタル・リマスター&日本語吹替音声追加収録版ブルーレイは15000円+税(6枚組)で同時発売

WBHE/発売中、20000円+税(9枚組)、
HDデジタル・リマスター&日本語吹替音声追加収録版ブルーレイは15000円+税(6枚組)で同時発売

特典=特殊加工ボックス、ブックレット※封入

※既発商品に封入されたブックレットをもとに編集を加えたものです
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