人類初となる月面着陸の偉業を成し遂げた男の真実!「ファースト・マン」が2019年2月8日公開。まずNASAのことをしっかりおさらいしてから、本作を追っていこう。影の立役者や見どころも必見だ!

豪華キャスト・スタッフによる超大作がやってくる!

「ラ・ラ・ランド」でアカデミー賞6冠に輝いたデイミアン・チャゼル監督とライアン・ゴスリングが再タッグ。1969年に成し遂げられた月面着陸の偉業を、ジェームズ・R・ハンセンの原作を基に描く。初めて月面を歩いた男=“ファースト・マン”ニール・アームストロング役には「ブレードランナー2049」のゴスリング。その妻ジャネットを「蜘蛛の巣を払う女」のクレア・フォイが演じる。共演は「ゼロ・ダーク・サーティ」のジェイソン・クラーク、「マンチェスター・バイ・ザ・シー」のカイル・チャンドラーら。ニールの息子たちや原作者ハンセンらの特別出演も見どころ。脚本はアカデミー賞受賞歴のあるジョシュ・シンガー。「ダンケルク」のプロダクションデザイナー、ネーザン・クローリーがリアルな宇宙空間を再現した。撮影や編集、衣装、音楽は「ラ・ラ・ランド」チームが再集結。製作総指揮としてスティーヴン・スピルバーグも名を連ねている。

ファースト・マンを見る前におさらい!
NASA 3つの宇宙計画

米ソ宇宙開発競争は1957年ソ連の人工衛星スプートニク1号発射から始まった。それに刺激を受けて翌年NASA(アメリカ航空宇宙局)が発足する。本作を見る前に3つの宇宙計画をおさえておこう。

マーキュリー計画(1958〜63年)

“マーキュリーセブン”の面々
Photo by Photo12/UIG/Getty Images

アメリカ初の有人宇宙飛行計画で、7人の宇宙飛行士“マーキュリーセブン”が抜擢された。1961年4月に人類史上初の宇宙飛行士、ソ連のユーリ・ガガーリンを乗せたボストーク1号が地球一周に成功、アメリカは5月にフリーダム7が初の有人宇宙飛行を成功させた。計6回の有人飛行が実施され6人の宇宙飛行士が送り出されるが、滞在時間などでソ連に後れをとっていた。

ジェミニ計画(1961〜66年)

画像: 宇宙遊泳するエド・ホワイト Photo by NASA/Interim Archives/Getty Images

宇宙遊泳するエド・ホワイト
Photo by NASA/Interim Archives/Getty Images

宇宙船2機のランデブー技術の確立などを目的とした、アポロ計画へと続く2度目の有人宇宙飛行計画。改良した宇宙船は2名同時に宇宙飛行士を送り出し、計10名が地球周回低軌道を飛行。1965年にはジェミニ4号に搭乗したエド・ホワイトがアメリカ人で初めて宇宙遊泳に成功。続く8号はニール・アームストロングが搭乗し、史上初のドッキングに成功した。アメリカはこの計画で初めてソ連より優位に立つ。

アポロ計画(1961〜72年)

画像: ニール・アームストロング(左)らアポロ11号の乗組員 Photo by SSPL/Getty Image

ニール・アームストロング(左)らアポロ11号の乗組員
Photo by SSPL/Getty Image

月面に有人宇宙船着陸を成功させる計画。1968年にアポロ8号が有人月周回飛行に成功。翌1969年に打ち上げられた11号の船長ニール・アームストロングらが人類で初めて月面に着陸、続く12号も着陸成功を果たす。同13号は月へ向かう途中に大事故を起こし、月の軌道を回ったのち地球に帰還。その後は14~17号まで連続で月面着陸に成功。計12人の宇宙飛行士が月面に送られた。

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