マーベルのすてきなキャラクター・グッズでおなじみ人気イラストレーターグリヒル。今回SCREENは彼女たちに独占インタビュー、マーベル・グッズの製作秘エピソードなどをたっぷり聞いちゃいました。新作グッズの情報もたくさんお届けしますので最後までご覧ください!(インタビュアー・横森 文/デジタル編集・スクリーン編集部)

90年代に「スポーン」を見てそれがアメコミの道に入るきっかけになりました

ーーところでお二人は学生の頃から知り合いだそうで。その時からアメコミ好きでした?

カワノ「いや、アメコミ好きになるのはもっと後。学生時代はむしろ特撮モノ好きでした」

ササキ「初めて投稿したのは『ウルトラマン80』の絵ですからね。もともと絵を描くのが好きで、あちこちに投稿していたんです」

カワノ「私の場合は、ようやくマッキントッシュがわれわれにも手が届くようになった時に購入して、勉強のためにカラーリングをしたいなと思い、ササキの線画をスキャンして色をつけ始めたんです。それでせっかくだから投稿しようと、公募ガイドで調べて投稿を始めたんです。アメコミブームが来たのはかなり後。そもそものきっかけは、まずフィギュアブームがあって、そこで『スポーン』を見たのが始まりでした」

ササキ「そのブームのおかげで日本語版の『スポーン』が発売されて。それでアメコミと出会ったんです。90年代の頃の話ですね」

カワノ「そこでアメコミのカラーリングに衝撃を受けたんです。しかも手描きだと思っていたら、パソコンで色づけしていると知ってさらにショック(笑)。特に『スポーン』はコマ割りとかもアーティスティックで、そういうのを目にする機会はなかったですし」

ササキ「二人とも北海道出身なんですが、北海道ではアメコミの原書を買うのが当時は難しくて、だから東京のアメコミショップに電話をして、送ってもらったりしていましたね」

ーーじゃあ、最初にハマったアメコミは『スポーン』だったと。その次にハマったのは?

カワノ「『ファンタスティック・フォー』!」

ササキ「『デッドプール』も買いました。その後はアーティスト買いをしていました。エド・マクギネスとか。彼は『デッドプール』を手掛けていた人です。その後はDCで『スーパーマン』を描いたりしていました」

カワノ「『ファンタスティック・フォー』も描いていた作家の方が好きで、作家を追ってアメコミを買うようになっていったんです」

ササキ「でも英語が読めないので、画集感覚で眺めていました(笑)」

カワノ「やっぱり海外の人って、読み方もじっくり1コマずつ読んでいる。そういうのに耐えうる本ですよね、アメコミは。1コマにしっかりと、背景、キャラクター、セリフ、構図などが描かれていて、勢いとかでは描かれてないのが特長だと思います」

ーーそうしてアメコミが大好きになり、マーベルにポートフォリオを送り、それが採用されてアメコミのアーティストになった…。

カワノ「マーベルではピンナップから始めて、『パワーパック』というシリーズを担当しました。その後ダークホース・コミックで、アニメーションのコミカライズの『アバター 伝説の少年アン』という作品を描きました」

マーベル・キャラクターの中でも最強のペア、ソーとロキ。ソーのヒーローらしいまっすぐ感がカッコいい。

ーーそして再びマーベルで『グウェンプール』を始めて大人気につながる。ちなみに今はDCで『スーパーマン』のコミックを描かれているんですよね?

ササキ「はい。原作のライターさんが『アバター』と同じ方なんです。すごく攻めの内容で、スーパーマンとKKKの戦いが描かれていますが、ターゲットは子供向けなんです」

ーーということは、舞台は40年代ですか?

ササキ「そうです。フライシャー・スタジオの頃のアニメーションを参考にしてほしいと。ちなみにその時代にラジオでやっていた『スーパーマン』の敵がKKKだったそうです」

カワノ「人種問題に焦点をあてていますし、主人公も中華系なんです。あともう一本、マーベルでは『ワスプ』を書いています」

ササキ「ティーンエイジャーの頃のワスプの話なんです。女の子たちが活躍する話で、みんな科学オタクというのが楽しいんです」

ーー最後に、グリヒルさんのようにアメコミを描きたい人に何かアドバイスを。

カワノ「まずは行動すること。私の知っている人は、好きなアーティストへ作品を見せにサンディエゴ・コミコンまで行っちゃった」

ササキ「でも実際に、そうやってデビューした日本人の方がいるわけで。情熱を持って動くことが大切だと思います」

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