30年続いた平成は、映画界でもいろんなことがありました。今回は「王様のブランチ」でたくさんのスターにインタビューを行ってきた映画コメンテーターLiLiCoさんに、平成来日スターのイイ話から驚きの爆笑ネタまで振り返っていただきました。

あのスターがえぇ!?っていう意外な素顔、ぶっちゃけます!:続き

ジェラルド・バトラーは、リアルな日本が見たいって言うから私が案内したんですが、寿司屋に行けば、白魚の軍艦巻きを見て、あれはなんだ〜!目玉がいっぱいだ〜!って大騒ぎするし、道端では今川焼が食べたいって言い出して、小銭が足らなくてお店のおばさん困らせるし、思いっきりかぶりつくからアンコぶちまけるし。ただの困った子供(笑)。

画像: ジェラルド・バトラーとはすっかり飲み友達に

ジェラルド・バトラーとはすっかり飲み友達に

彼くらいありのままの人は珍しいけど、結構みんな素顔を見せてくれますね。優しいなあと思ったのがザック・エフロン。番組に生放送で出てくれて、番組が終わって外に出ようとしたらテレビ局の前にファンが大勢集まってる。スタッフもどうしよう?って戸惑ってたらザック、そこにいた全員をフロアに呼んで一人ずつ2ショット撮影を。神対応です。

神対応といえばこの人、トム・クルーズ。すごいなと思うのは、取材の前に必ず『夏休み、どうだった?』とか普通の会話を振ってくること。それだけでこちらの気持ちもぐっとリラックスできる。これ、使えます(笑)。

トム・クルーズの神対応にはいつも頭が下がります

行動じゃなく、言葉の優しさが身に沁みたのはモーガン・フリーマン。プロモーションで世界を回る俳優さんって本当に同じことを何度も何度も聞かれるから、機嫌悪くなる人の気持ちもわからなくはないんだけど、モーガンさんは違いました。『いいんだよ、それを聞くのがキミの仕事で、それに答えるのが僕の役目。だから何度だって答えるさ

「BFG : ビッグ・フレンドリー・ジャイアント」で来日したマーク・ライランスに、あの巨人はどうやって撮影したんですか?と聞きました。すると『それ、答えたくないなあ。だって映画の魔法が消えちゃうじゃないですか』そうか、そうですよね。すみません。昔誰かに同じ質問して『その質問、パス!』って言われた時はムカッとしたけど、そう言われるとよくわかります。っていう具合に、言い方ひとつで相手を怒らせたり感動させたり。こうしていろんなスターとお話しすることで、私自身も成長できたらいいなって思いますね。

ありがとう平成!まだまだ振り返るべき映画トピックスがもりだくさん

こちらのインタビューが掲載されたのは、スクリーン2019年5月号巻頭特集「平成映画に愛をこめて」。秘蔵写真で振り返る平成スター30年史や、平成女優ファッション、イケメン男優列伝、そしてスクリーン編集部渾身の平成ムービーTOP30まで!

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