平成元年に日本公開された「チャイルド・プレイ」第1作に登場する殺人人形チャッキーは、愛されキャラとしてホラーファンの間で長く人気を誇り、これまで7作を数えるシリーズになりました。そして令和元年。そのチャッキーが新たにAI人形となって帰ってきます。その30年に及ぶ変貌ぶりを1作目から紐解いてみましょう!(文:久保田明/デジタル編集:スクリーン編集部)

花嫁を迎え子供まで生まれている!シリアスから方向転換した時期も?

香港から「白髪魔女伝」のロニー・ユー監督を迎えた「チャイルド・プレイ/チャッキーの花嫁」(1998年)で、シリーズは方向転換する。題名通り、チャッキーが人間時代の恋人(ジェニファー・ティリー)が転生した人形ティファニーと結婚!子どもまで産まれてしまう5作目の「チャイルド・プレイ/チャッキーの種」(2004年)共々、血まみれコメディホラーとして爆走する。

悪乗り気味だけれど、ティファニーとチャッキーが夫婦喧嘩をしたり、一家が日本製の人形だったことが明らかになったり、いろいろ小ネタがあって面白い。「チャイルド・プレイ/チャッキーの花嫁」のテーマ曲はロブ・ゾンビ。これがきっかけとなり、のち「マーダー・ライド・ショー」や「ハロウィン」で映画監督としても活躍するようになった。

「チャイルド・プレイ/誕生の秘密」(2013年)と「チャイルド・プレイ/チャッキーの狂気病棟」(2017年)は、再びシリアス路線に。シリーズ7本を通してチャッキーの声を担当しているのは一作目で凶悪犯を演じたブラッド・ドゥーリフなのだが、その実の娘であるフィオナ・ドゥーリフがチャッキーに襲われるヒロインとして登場する。ダーク過ぎてあと味は悪いかなあ。過去7本でのオススメは「1」「花嫁」「2」の3本だ。

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