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2019年12月20日(金)ついに公開される「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」。今回、「スター・ウォーズ」という一つの歴史を終わらせる大役を任されたのは、新トリロジーの一作目「フォースの覚醒」を大ヒットに導いたJ・J・エーブラムズ監督。再びシリーズに戻ってきた稀代のヒットメーカーに直撃取材を敢行!(文・渡辺麻紀/デジタル編集・スクリーン編集部)

脚本を書くのはまるで〝数独パズル〞のような感じ

そういうエイブラムスが今回、登場させたのは銀河皇帝ことパルパティーン。この悪の権化はすでに『ジェダイの帰還』でデス・スター2の奈落に落ち、絶命しているはずなのに、予告編では彼の笑い声が高らかに響き渡っている。ファンの度肝を抜くことになった。

「スカイウォーカーの歴史を終わらせるために、その一族のほかに誰が必要なのかと考えたとき、まっさきに頭に浮かんだのがパルパティーンだった。今回のストーリーは『エピソード1』から『エピソード6』の続きであることを凄く意識した内容になっている。観客にとっては映画のなかで起きたことだけど、レイたちにとっては歴史なんだ。パルパティーンはその歴史が具現化したような存在で、シリーズを繋げるためにも終わらせるためにもマストなキャラクターだったんだよ」

ではパルパティーンは、どんな姿でどんなふうにレイたちのまえに登場するのだろうか。

「詳しいことはいえないけれど、ひとつだけ教えるよ。彼は前回の失敗から多くを学び、とてつもなく強くなっていて、とてつもなく恐ろしい。そんな最強の存在に、みんなはどう挑むのか?それも今回の見どころのひとつ。僕は、みんなが満足してくれることを確信している」

もうひとり、ファンが気になるキャラクターがレイアだ。演じるキャリー・フィッシャーは16年の暮れに亡くなったにもかかわらず、本作では重要な役割を果たすと言われている。

「僕が本作でメガホンを取ることになったとき、すでにキャリーは亡くなっていた。ということは普通、彼女ナシでストーリーを進めなければいけないのに、考えれば考えるほどキャリー=レイア抜きでは映画が成り立たないという事実を突きつけられることになったんだ。ある人は、違う女優をキャスティングするのはどうかと提案した。またある人は、デジタルで甦らせようと言った。でも、そんなことが通用するはずがないんだよ」

「そんなとき、僕たちは『フォースの覚醒』の、本編では使ってないフッテージを観始めた。驚くことに、そこにはほかのストーリーを語れるようなシーンがたくさんあったんだ!僕たちが脚本を書き始めたのはそのあと。まるで〝スウドク(数独)パズル〞をやっているような感じで、最後にはちゃんとハマったんだよ。みんな映画を観て、凄く驚くと思う。なぜって、本当に自然に、キャリーがストーリーに入っているからだよ。僕はこれをとても誇りに思っている」

では、新キャラクターはどうなのだろう。本作にはBB-8の相棒になりそうなドロイド、D-O(ディーオー)が登場。ちょっとレトロなその佇まいは、これまでにないタイプだ。

「僕たちにとって新キャラクターはマストだった。D–Oが生まれたのは、BB–8より小さなキャラクターは面白いんじゃないかというところから出発したんだ。あのデザインは、僕がずっと抱えていた一輪車のイメージ。そこから作りこんでいった。BB–8とD–Oのツーショットは凄くかわいいから、みんな気に入ってくれると思う。それにD–Oはちゃんとストーリーにも関わってくるんだ。かわいいだけじゃないんだよ!」

壮大な展開のなかで、みんながほっと出来るような存在なのかもしれない。エイブラムスの言葉の本当の意味が判るのは12月20日。あと数日の辛抱だ。

「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」
2019年12月20日(金)公開
原題:スター・ウォーズ:スカイウォーカーの夜明け/アメリカ/2019年/配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
監督:J・J・エイブラムス/出演:デイジー・リドリー、アダム・ドライヴァー、ジョン・ボイエガ、オスカー・アイザック、マーク・ハミル、キャリー・フィッシャー
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