\今月のイチオシ/
今度の舞台はパリ!
デイミアン・チャゼル監督のジャズ愛溢れるミュージカルドラマ
ジ・エディ
ジャンル:ファンタジー
「セッション」(2014)「ラ・ラ・ランド」(2016)のデイミアン・チャゼル監督らが製作総指揮を務め、チャゼル自身が第1・2話を監督した、全8話からなるNetflixオリジナルのミュージカル・ヒューマン・ドラマ。
ニューヨークからパリに来た男性エリオット(「ムーンライト」で成人後のケヴィン役を演じたアンドレ・ホランド)は、悲願だったジャズ・クラブを経営するが、金銭などのトラブルに次々と巻き込まれてしまう。やがて彼のジャズ・クラブは危機に直面していくが…。パリとあって民族も多彩な、歌手やミュージシャンなど、個性的な登場人物がおりなす、大人の群像劇も見どころだ。
ジャズ・クラブといえば、チャゼル監督の「ラ・ラ・ランド」でも重要な舞台だったので期待したくなる題材。世界で最もロマンティックな町のひとりであるパリで全面的にロケをし、一流の音楽も満載のとびきりおしゃれな全8話のリミテッド・シリーズ(シーズン2の予定なし)だ。
この人が監督!デイミアン・チャゼル監督
「ラ・ラ・ランド」でジャズピアニストと女優の恋を華麗に描き、第89回アカデミー賞で監督賞を史上最年少で受賞したデイミアン・チャゼル監督。Netflixに続きアッミュージカル映画監督になる前はミュージシャンをめざし、「セッション」はその時の経験を下敷きにした。本作のプルでもドラマを作る契約をし、映画の次回作「バビロン(原題)」で「ラ・ラ・ランド」のエマ・ストーンとまた組む予定。
ここに注目するとさらに面白い!
1.さまざまな言語が飛び交う国際色豊かなパリを描く
主演のホランド以外のキャストも要注目。「COLDWAR あの歌、2つの心」(2018)のヨアンナ・クーリク(元々歌手でもある)、「ハンガー・ゲーム」(2012)のアマンドラ・ステンバーグ、日本の黒沢清監督の「ダゲレオタイプの女」(2016)タハール・ラヒムなどで、台詞も英語・フランス語・アラビア語からなり、国際色豊かな仕上がりになりそうだ。
2.豪華スタッフは気合も十分!撮影前に60曲の楽曲を用意
スタッフも充実し、「ワンダー君は太陽」(2017)の脚本家ジャック・ソーンが企画し、撮影を昨年のフランス映画「レ・ミゼラブル」(2012)のジュリアン・プパールが担当し、音楽をマイケル・ジャクソン、ケイティ・ペリーらと組んだ名ソングライターのグレン・バラードと「カラーパープル」(1985)のランディ・カーバーが担当するなど豪華。
ジ・エディ
Netflixにて配信中