シリーズ誕生から約40年。ランボーという稀有なアクション・ヒーローはどのようにして生まれ、ファンに愛されていったのか。過去の4作の活躍ぶりを振り返り、さらにそのユニークな人物像を大解剖してみましょう!(文・相馬学/デジタル編集・スクリーン編集部)
“戦闘マシン” ランボー大解剖!
戦闘マシンとさえ呼ばれたスペシャルな男ランボーとは?その生い立ちからプライベートな面まで知られざる顔を大解剖してみましょう!
本名はジョン・ジェームズ・ランボー。1947年7月アリゾナ州生まれ。アメリカ先住民とイタリア(一説にはドイツ)の血を引く。60年代に陸軍に入隊、特殊部隊グリーンベレーの一員に。ベトナム戦争中に過酷な体験をしたことから帰国後、心的外傷後ストレス障害となる。無口で無表情だが怒りに火が付くとバイオレントな性質が爆発する。
ルックス
分厚い胸板、逞しい上腕二頭筋、そして長髪がトレードマークだったが、アリゾナで暮らし始めてから髪を切った模様。黒髪だったが、今は白髪も目立つように。
武器
愛用のサバイバルナイフ、コンバウンドボウ(弓矢)を自在に使いこなし、マシンガン、ロケットランチャーも扱う。戦闘武器ならほぼなんでもござれ。乗り物もバイクから戦車、ヘリコプターまで乗りこなす。
得意技
軍隊仕込のサバイバル術、ゲリラ戦法、格闘術にも精通。素手でも相手を殺すことができる。自らの傷を針や糸で縫うなど応急治療法の知識もあり。
ロマンス
ほとんど女性との交流が語られないが、「怒りの脱出」でベトナムの女性兵士パオと淡い恋を。だが彼女とキスした直後に悲劇に見舞われる。
家族、友人
「最後の戦場」でアリゾナに父が生きているらしいことが判明したが、「ラスト・ブラッド」では父は登場せず、古い友人マリアの孫娘と養子縁組をして3人で暮らしている。一番の友人と言えるのは1~3作に登場した元上官トラウトマン大佐、そして1作目では戦友バリーの故郷を訪ねるところから物語は始まっていた。