ネタバレを含んだ内容となっています。ご注意ください。
フェーズ3
「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」(2016)
実質「アベンジャーズ3」!? スパイダーマンの登場に注目
「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」(2016)
ファンの中では(そして僕個人としても)本作は事実上の「アベンジャーズ3」だったと思います。僕はプロデューサーから聞いたのですが、なぜアイアンマンがこの戦いにスパイダーマンを起用したかというと、戦いは避けられないとはいえキャプテン・アメリカたちを傷つけたくなかったので彼らの動きを“縛る”奴が欲しかったからだそうです。
そういう意味で見直すとスパイダーマンがキャプテンに対し最初に仕掛けるアタックの意味がわかります。近作「ブラック・ウィドウ」は本作のあとの彼女の運命を描く作品なので予習にはピッタリです。
またMCUドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」には本作の事実上のヴィラン、ジモ(演/ダニエル・ブリュール)が再登場しますので、その準備のために見直してください。とても細かいネタですが、空港での戦いのブラックパンサーとホークアイことクリントのセリフの応酬にご注目。「アベンジャーズ/エンドゲーム」への伏線です(笑)
「ドクター・ストレンジ」(2016)
「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス」(2017)
実は今後に繋がる伏線祭! パート3も待ち遠しい
「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」(2014)
「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス」(2017)
ジェームズ・ガン監督によってパート3の製作もアナウンスされている人気シリーズ。シリアスな「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」みたいな作品とノリのいい「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」路線を同じ世界観における、というのがMCUの懐の深さですね。
MCUはこれから宇宙を舞台にした作品が増えるといわれており、そのベースとなりそうな伏線が本作に含まれています。まず来年公開されているMCU超大作「エターナルズ」はセレスティアルズ(天上人)という神のような超宇宙的存在によって作られたスーパー種族ですが、このセレスティアルズは「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」において
★惑星ノーウエアは、かつてセレスティアルズの一人だった存在の頭部が星として浮いている、という設定。
★コレクターがガーディアンズたちにインフィニティ・ストーンを説明するときのビジュアルに登場している。(顔面に6つのライトがついた仮面を被った巨人がセレスティアルズの一人)。
★「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス」に登場するピーター・クィルの父エゴはセレスティアルズだった。
★「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」に登場する惑星ザンダー星のノバ軍はこの先MCUに登場する宇宙ヒーロー、ノバへの伏線、また「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス」で誕生が予告されているアダムもマーベル・コミックではアダム・ウォーロックと呼ばれるスーパー人造人間であり、今後のMCUの活躍に期待!です。
「スパイダーマン:ホームカミング」(2017)
「マイティ・ソー バトルロイヤル」(2017)
「ブラックパンサー」(2018)
「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」(2018)
「アントマン&ワスプ」(2018)
「キャプテン・マーベル」(2019)
スクラル人の変身能力!あの少女が今後の作品に登場
「キャプテン・マーベル」(2019)
パート2も決まった本作。個人的にMCUの中でもトップに入るぐらい好きな作品です。特にテーマ曲がいい。本作でニック・フューリーが「自分は三角にきったトーストが嫌いだ」とちょっと?なこと言うのですが、後の映画で変身能力を持つスクラル人が時々フューリーに化けて役割を代行している、みたいなことが描かれます。
このパターンが後のMCUにも適用されるなら、このフューリーが本物かスクラル人か?を見極める伏線として登場したセリフかもしれません。(これを頭に入れて「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」を見返すと面白いことに気づきます。笑)この映画に登場する少女モニカ・ランボーに注目。彼女が成人になったという設定でMCUドラマ「ワンダヴィジョン」に登場するそうです。
「アベンジャーズ/エンドゲーム」(2019)
エピック・バトルにたぎる!女性ヒーロー集結も必見
「アベンジャーズ/エンドゲーム」(2019)
MCUファンにとってはキャプテン・アメリカの「アベンジャーズ・アッセンブル」というかけ声と共に始まるエピック・バトルを見届けるために、ずっと今までの作品を観続けてきたと言っても過言ではありません。
最後の決戦時にスパイダーマンことピーターのまわりにキャプテン・マーベルを中心とする女性ヒーローたちが集結するシーンがありますね。マーベル・コミックには女性ヒーローだけで構成されたアベンジャーズともいうべきA-FORCEというシリーズがあります。いずれA-FORCEがMCUに登場することの伏線かもしれません。
またオコエがブラック・ウィドウに状況報告するシーンで「海底地震があった。海底のことだから構わない方がいい」というようなセリフを(ちょっと唐突に)言います。マーベル・コミックには海底王国アトランティスの王で海の超人ネイモアというキャラがいます。これはネイモアの存在を示唆、そしてMCUにネイモア登場の伏線ではないかと言われているのです。
「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」(2019)