\11月のイチオシ/
H・スワンクが宇宙飛行士に!
仕事と家族の両立を母親視点で描く2020年最高のSFドラマ
Away –遠く離れて–
ジャンル:SF
アカデミー賞主演女優賞に2度輝いた、ヒラリー・スワンクが主演したSFドラマ。そう遠くない未来、人類初の有人火星探査をリアルかつヒューマンに描き、興奮と感動がたっぷりの仕上がり。
第1話は「ラスト サムライ」のエドワード・ズウィックが監督。アメリカ、ロシア、中国、インド、英国の5大国が協力し、各国から1人ずつ選ばれた宇宙飛行士たちが、月から火星に向かうロケットに乗り込む。旅は3年と長い。船長はNASAの女性エマ(スワンク)だが、国籍のちがいなどを理由にエマを信用しないクルーも。
さらにロケットは次々とトラブルに遭遇。また地球ではエマの夫マット(ジョシュ・チャールズ)が大病に倒れ、2人の思春期の娘が不安になるといった問題も相次ぐ。ロケットの内外で起きるアクシデントを迫力満点に描く一方、宇宙飛行士5人と彼らの家族の交流もスケッチ。全10話に見どころを詰め込んだ佳作リミテッド・シリーズだ。
ここに注目するとさらに面白い!
1.困難に直面して深まる多国籍チームの胸アツな結束力
人類の宇宙進出計画を描いた物語として斬新なのは、5カ国が協力し合うプロジェクトであること。現実を反映してか、米国のエマに対し、ロシアの男性ミーシャ(マーク・イヴァニール)や中国のルー(ヴィヴィアン・ウー)が反感を抱くことも多い。とはいえ、トラブルに直面すると互いを支え合うので、思わず胸が熱くなる!
2.困難に直面する家族を残し火星へ向かうエマの葛藤
ロケットの打ち上げと前後してエマの夫マットは大病で倒れ、一命こそ取り留めるが車いすに乗ってリハビリに励む。そしてNASAのエンジニアとしてエマを応援する姿が感動を誘う。一方、夫妻の娘レックス(タリタ・ベイトマン)は多感な十代。忙しい両親に愛情を感じられずに悩むことも多いが、彼女の繊細さも見ものだ。
登場人物紹介(左から)
ルー(ヴィヴィアン・ウー)
中国人のクールな才女。夫と息子がいる一方、意外な秘密を持つ。
ミーシャ(マーク・イヴァニー)
宇宙での経験が豊かなロシア人。チームで最もエマと対立しがち。
エマ(ヒラリー・スワンク)
火星に向かう宇宙船アトラスの船長。地球で夫と娘は生還を願う。
ラム(レイ・パンサキ)
インド人の医師。誠実だが、幼かった頃のトラウマを引きずる。
クウェシ(アトー・エッサンドー)
アフリカ生まれの英国人である植物学者。真面目なユダヤ教徒。
Netflixオリジナルシリーズ「Away-遠く離れて-」独占配信中
Away –遠く離れて–
Netflixにて配信中