年末年始を彩る注目作のラストは「また、あなたとブッククラブで」。ハリウッドを代表する大女優たちの夢の初共演が実現した話題作です。撮影当時の平均年齢74歳、今なおトップを走り続ける4人に、見どころを解説してもらいました。

登場人物紹介&インタビュー

傷心を抱えた未亡人 ダイアン(ダイアン・キートン)

画像: ミッチェル(アンディー・ガルシア)との出会いで人生に変化が訪れるダイアン

ミッチェル(アンディー・ガルシア)との出会いで人生に変化が訪れるダイアン

40年連れ添った夫を亡くした喪失感から抜け出せない。子どもには年寄り扱いされている。

ダイアン・キートン インタビュー

画像: 傷心を抱えた未亡人 ダイアン(ダイアン・キートン)

『悩めるあなたのそばに友達がいて、あなたが悩んでいれば駆けつけて、あなたを助けてくれる……この映画はその絆を描いています。それは愛とも言えます。信頼できて、一緒にいて幸せだと思える人を見つけること、自分の葛藤を共有できる人を見つけること、その関係はある意味でもう家族ですよね。

私は映画の中で自分と同じ年齢の役を演じていますが、長く生きていれば多くのものを失います。私の父と母も亡くなりました。とても恋しく思います。でも兄弟がいるから、私の家族はそれがすべてとも言えます。

この映画では、15年来の女友達について描いています。誰もが必ず年を取りますが、兄弟でも友人でも団結できる大切な誰かがいればとてもハッピーなことなのです』

性に奔放な敏腕経営者 ビビアン(ジェーン・フォンダ)

画像: 奔放な性格でアーサー(ドン・ジョンソン)ら複数の男性たちとの関係を楽しんでいるビビアン

奔放な性格でアーサー(ドン・ジョンソン)ら複数の男性たちとの関係を楽しんでいるビビアン

独身貴族を貫くホテルオーナー。「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」をクラブに持ち込む。

ジェーン・フォンダ インタビュー

画像: 性に奔放な敏腕経営者 ビビアン(ジェーン・フォンダ)

『私はこれまで、キートン、バーゲン、スティーンバージェンと仕事をしたことがありませんでした。でもこの映画をきっかけに、全員が意図的に連絡を取り合うようにしています。4人の関係性を育んでいきたいと思っています。

バーゲンのことは彼女が17歳のときから知っていました。当時のボーイフレンドが彼女に会う機会を作ってくれたんですが、彼女を見たときは気絶しそうになりました。美人で賢くて面白かったから。キートンについては、接点はなかったけれど、とても尊敬と興味を持っていました。

スティーンバージェンは、私にとって完璧な人間ともいえる存在です。彼女の心はサウンドステージのように大きく、とても寛大で多面的です』

離婚のトラウマに苦しむ シャロン(キャンディス・バーゲン)

画像: 本の内容に感化されマッチングアプリの世界に飛び込んでいくシャロン

本の内容に感化されマッチングアプリの世界に飛び込んでいくシャロン

規律を重んじる誠実な連邦判事。過去の離婚の痛手から立ち直れない。愛猫と暮らす。

キャンディス・バーゲン インタビュー

画像: 離婚のトラウマに苦しむ シャロン(キャンディス・バーゲン)

『最初に脚本を渡されてキートンとフォンダが出演すると聞いたとき、即答でオファーを引き受けました。私たちはそれぞれがこの映画のために2週間撮影しましたが、そのうちの1週間は4人で一緒に撮影しました。それは特権であり、本当に嬉しく、あっという間でした。

監督のビル・ホルダーマンにとっては、これが初めての映画でしたが、彼は本当にうまくやってくれました。私がこの映画で好きなところは、友情の中に思いやりがあることです。本当の女友達は、人生を充実させ、支えてくれる鍵です。

本作は感動的で面白い。50歳だろうが60歳だろうが70歳だろうが、人生に終わりはありません。いつだって新しいことが始まると教えてくれる作品です』

熟年夫婦の危機に直面 キャロル(メアリー・スティーンバージェン)

画像: 35年をともにした夫(クレイグ・T・ネルソン)に拒絶されているかのように感じているキャロル

35年をともにした夫(クレイグ・T・ネルソン)に拒絶されているかのように感じているキャロル

仕事を引退した夫との結婚生活の危機に直面している専業主婦。ブッククラブの育成者。

メアリー・スティーンバージェン インタビュー

『年齢を重ねることで存在価値がなくなるとか、長く生きているともう人生に変化を起こすことはできないとか、そんなネガティブな考えは間違いであることを教えてくれるのがこの映画です。若い人たちへこれだけは言いたいのです。

人を取るに足らない存在だと思ったり、終わったと思ったり、驚きも何も残っていないとしたら、なぜ誰もが次の日をまた生きなければならないのでしょうか? 正直に言いましょう。あなたが望むことは、あなたがこの年齢になることであり、その後、あなたが本当に望むことは、あなたがこの年齢になったとき、あなたは愛を持っており、友情を持っており、あなたの存在の中にあるあらゆる感情を持っているということです』

「また、あなたとブッククラブで」
2020年12月18日(金)公開

画像2: ハリウッド4大女優が見どころを解説「また、あなたとブッククラブで」

原題:ブッククラブ
アメリカ/2018年/1時間44分
配給:キノフィルムズ
監督:ビル・ホルダーマン
出演: ダイアン・キートン、ジェーン・フォンダ、キャンディス・バーゲン、メアリー・スティーンバージェン

作品概要
人生の後半を迎えた4人の女性たちが、“ブッククラブ”で出会った一冊の本を通して新たな一歩を踏み出していくアンサンブル・ドラマ。ダイアン・キートン、ジェーン・フォンダ、キャンディス・バーゲン、メアリー・スティーンバージェンという、全員がアカデミー賞、ゴールデングローブ賞受賞の豪華女優たちによる夢の初共演が実現した。

長年の友人である4人、未亡人のダイアン(ダイアン)、経営者のビビアン(ジェーン)、離婚したシャロン(キャンディス)、専業主婦のキャロル(メーリー)は、それぞれに悩みを抱えながら、恒例のブッククラブの開催を楽しみにしていた。そこで出会った一冊の官能小説「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」が彼女たちの人生の第二章に輝きをもたらしていく。

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