その1:新たなグリンデルバルドが決定!『ファンタスティック・ビースト』シリーズ
現在、シリーズ第3作が撮影中で2022年7月15日全米公開予定。この11月に前2作でグリンデリバルド役を演じたジョニー・デップがスタジオの要請で降板、これは元妻アンバー・ハードとのDV訴訟での敗訴が原因との噂。
その代役は『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(2016)のマッツ・ミケルセンに決定。彼が演じるグリンデルバルドが、ジュード・ロー扮するダンブルドアと並んだところを早く見たい。
また、前2作の脚本は原作者J・K・ローリングが手掛けたが、第3作には『ハリー・ポッター』シリーズの脚本をずっと手掛けてきたスティーヴ・クローヴスが参加し、ローリングと共同執筆。そのため『ハリー・ポッター』シリーズの舞台だったホグワーツ魔法魔術学校のシーンが増えるとの噂もある。
このシリーズは、2016年の製作発表時に全5作と発表され、現時点でも変更なし。原作者ローリングの発言によれば、全5作で19年間が描かれ、第1作は1926年、第5作は1945年が舞台。また、世界各地の魔法界を描くとも発言していて、第1作はNY、第2作はパリ、第3作はリオデジャネイロが舞台。今後の2都市は未発表だ。
その2:ダニエル・ラドクリフが前向き発言!?『ハリー・ポッターと呪いの子』
ローリングが脚本を書いた舞台劇には、映画化の噂もないわけではない。時代背景は『ハリー・ポッターと死の秘宝』の19年後、ホグワーツに入学するハリー・ポッターの次男アルバスと、ドラコ・マルフォイの息子スコーピウスを描くもので、英国で2016年7月にロンドンで上演され、ローレンス・オリヴィエ賞主演男優賞他9部門を受賞。
公演開始直後の2016年8月には『ハリー・ポッター』のワーナー・ブラザースがこの舞台を映画化するとのニュースが流れた。が、2017年に原作者ローリングがツイッターでこの噂を否定。しかし、その後もファンの期待は高く、『ハリー・ポッター』出演者たちは今でも取材のたびにこの映画化について質問されている。
最近ではハリー役のダニエル・ラドクリフが、2020年9月の英「デイリー・エクスプレス」のインタビューでこの企画について質問されて、ちょっとだけ前向きに発言。今は興味がないと言いつつ、時代背景が『ハリー・ポッター』最終作の19年後なので「実際に20年経ったら、自分がどう思っているかは分からないな。その頃ならみんなこの作品にちょうどいい年齢になってるよね」と答えている。
映画シリーズ最終作『死の秘宝PART2』が2011年公開だから、19年後は2030年。その頃なら、『ファンタスティック・ビースト』シリーズも完結しているだろうから、いいタイミングかも⁉
その3:日本未上陸の作品が4作待機中J・K・ローリングの新作
欧米では2019年に『ハリー・ポッター』世界の歴史をより深く知る関連書籍4冊、「魔術、および闇の魔術に対する防衛術(Charms and Defence Againstthe Dark Arts)」「薬学および薬草学(Potions and Herbology)」「占いと天文学(Divination andAstronomy)」「魔法動物の飼育法(Care of Magical Creatures)」が刊行されたが、日本での翻訳刊行はまだ。
映画『ファンタスティック・ビースト』は関連本「幻の動物とその生息地」から生まれた映画なので、これらの関連本から新たな映画が誕生する可能性もある?また、本年11月24日にはローリングの書き下ろし児童向けファンタジー「イッカボッグ」が日本でも刊行に。
架空のコルヌコピア王国を舞台に怪物イッカボッグの伝説を描くもので、『ハリー・ポッター』とは関係ないのが残念だが、映画化の可能性はさて?