昨年話題となった実録スリラー映画「アングスト/不安 」(1983)が早くも2月にブルーレイ化!さらに、シネマート新宿にて期間限定で狂人たちが集う特集上映が決定!そこで今回は、実在した人物から架空の人物まで、目を覆いたくなる凶行を劇中で繰り広げるキャラクターをご紹介します。
No.5 オーストラリア選抜
“K” in「アングスト/不安」(1983)
動機なき犯行の恐ろしさを見せつける衝動人間
1980年オーストリアに生起した一家惨殺事件の忠実な映画化。留守の邸宅に押し入り、帰宅した老婦人は窒息させ、外れた入れ歯は犬が咥え去る。
車椅子の息子はバスタブで溺死、部屋中引き摺り回しの刑。娘はドアノブに結わえた後、刺殺、死姦。すべてKのお気に召すまま、気の向くまま。一切動機など無し、お構い無し。
No.6 ドイツ代表
フリッツ・ホンカ in「屋根裏の殺人鬼 フリッツ・ホンカ」(2019)
スクリーン越しに感じる狂気の腐臭!
まだ第二次大戦の傷痕残る、70年代ドイツのハンブルグに実在した殺人鬼。小柄で不細工、負け組のホンカ。安酒に溺れ理性を失くすと、より弱者の年増娼婦を犯し、撲殺。
切断して部屋の壁に埋めた。全編に異臭、体臭、死臭漂うドライな描写で、おぞましきながらも身につまされるマッドネス。ヨナス・ダスラーの醜メイクも凄絶。
No.7 オランダ代表
レイモン・ルモンin「ザ・バニシング 消失」
キューブリックも恐れる粘着系マッドネス
妻と愛娘2人の幸福な家庭があり、教鞭を取り、溺れる少女は果敢に助けるルモン。と同時に、自身の正常性と異常性の立証実験として、誘拐殺人の綿密な計画、そして実行。
ベランダから飛び降りたら怪我をする、分かっちゃいるけど飛ばずにいられない人間心理のヤバさ。
No.8 アジア代表
ウォン in「八仙飯店之人肉饅頭」(1993)
香港発!極悪非道なバイオレントすぎる料理人
アジア代表はマカオの料理人ウォン。些細な事から飯店経営者一家を惨殺、その人肉を叉焼包として販売。このトンデモ実話をベースに、香港映画らしくコッテリ味付した三級片(成人映画)。
子供の首も刎ねるわ、女性の股間に割箸束を刺すわの残忍非道も、アンソニー・ウォンはこれで香港電影金像奨主演男優賞に輝く。
No.1〜5のクレイジーガイが集う特集上映が決定!
≪狂人暴走・大激突≫発狂する5作品突如連続上映
2021年1月29日(金)~ 2月18日(木)
東京・シネマート新宿 TEL: 03-5369-2831
キングレコード提供・配給| 配給協力:アンプラグド