「アカデミー賞」と聞いて何を思い浮かべるでしょうか。ド派手な授賞式? それともムキムキマッチョな金色のオスカー像? ともあれ「アカデミー賞」と聞くと海外の映画賞という印象を持つ方が多いのでは?実はアカデミー賞は日本にもあるんです!本記事では、2021年3月19日(金)に第44回の授賞式を控えた「日本アカデミー賞」についてご紹介していきます。※日本は“にっぽん”と読みます。

日本アカデミー賞とは?

40年以上の歴史を誇る日本の映画賞

日本アカデミー賞は、1978年から43年(2021年現在)の歴史を持つ映画賞です。「日本映画人による日本映画人のための日本映画の祭典を」という理念の基作られたもので、主催は日本映画界の振興を目的に発足した日本アカデミー賞協会です。

ちなみに「アカデミー賞」という名称は米国と同じですが、これは米国側に正式許諾を得て展開しています。(世界でこの許諾を受けているのは日本とイギリスのみ)

受賞部門は全部で22!

日本アカデミー賞は、作品賞や監督賞といった正賞が15部門、新人俳優賞や話題賞といったその他7部門の全22部門で構成されています。

正賞15部門からは1部門毎に5作品または5名が優秀賞として選考され、その中から授賞式の日に最優秀賞が決定されます。

新人俳優賞に関しては男女2〜5名を優秀賞として選ぶのみで、最優秀賞の枠はありません。

日本アカデミー賞部門まとめ(全22)
【正賞】
・作品賞
・アニメーション作品賞
・監督賞
・脚本賞
・主演男優賞
・主演女優賞
・助演男優賞
・助演女優賞
・音楽賞
・撮影賞
・照明賞
・美術賞
・録音賞
・編集賞
・外国作品賞
【その他の賞】
・新人俳優賞
・話題賞
・協会特別賞
・協会栄誉賞
・会長特別賞
・会長功労賞
・岡田茂賞

細かな選考基準!

選考基準は、東京地区で公開されていること、40分以以上の上映時間があること、1日3回以上かつ2週間以上継続して上映されていることなど、非常に細かく決まっています。(詳細は下記をどうぞ)

↓日本アカデミー賞選考基準↓

・劇場公開を目的に製作された、40分以上の劇場用劇映画及びアニメーション作品
・東京地区に於ける商業映画劇場にて有料で2週間以上映画館のみで公開された作品。
・東京地区の同一劇場で1日3回以上、かつ2週間以上継続し上映された作品。
・ドキュメンタリー、オムニバス映画、再上映映画、映画祭のみの上映作品、2週間限定公開作品、イベント上映作品、昨年度対象になった作品は除きます。
・モーニング、レイトショーのみの上映は除きます。
・洋画のアニメーション作品は、外国作品賞の対象とします。
・撮影賞と照明賞は同一の作品で対象とします。
・同日含め先に配信、TV放送されたもの及びそれの再編集劇場版は新作映画とみなしません。但し、放送後に新たに撮影された部分が大半の場合のみ新作とします。
・前後編続けて公開された作品に関しては、前編の公開日に準じて表記しております。
■新人俳優賞は劇場映画に出演し、主演・助演クラスの役を演じ、印象を与えた(原則として、映画初出演ではなくともこれまで日本アカデミー賞において受賞歴がない)俳優を対象とします。男女3~5名ずつを決定します。

作品の対象期間は授賞式を行う前々年12月中旬から、前年12月中旬までの1年間。

※これから行われる日本アカデミー賞・第44回に限っては、コロナ禍による公開状況を考慮し、2019年12月16日〜2020年12月31日までに公開されたものが対象となりました。

“日本”アカデミー賞ではありますが、部門に「外国作品賞」があることからも分かるとおり、外国作品も選考対象になります。各俳優賞も例外ではなく、前回の第43回日本アカデミー賞では、初めて外国人が最優秀主演女優賞を受賞しました。

ちなみに授賞式での女性司会者は前年の最優秀主演女優賞の受賞者が務めています。

昨年の正賞受賞結果が気になる方は下記の記事をどうぞ!

賞の選考は協会会員によって行われる

映画人による映画人のための祭典──ということで、賞の選考は日本アカデミー賞協会会員(日本国内の映画関係者)の投票によって行われます。

唯一の例外は「話題賞」で、同賞のみニッポン放送のラジオ番組「オールナイトニッポン」のリスナー投票(公式サイトの特設ページにて)で決められます。

話題賞はその年にもっとも話題になったと思う“作品”と“俳優”の二つからなり、映画ファンたちの意見が直で表れる賞といえます。

最優秀賞・優秀賞にはブロンズ像と賞金!

日本アカデミー賞の最優秀賞と優秀賞には、世界的彫刻家・流政之氏による「映画神像」を元にしたブロンズ像と賞金が贈呈されます。

ブロンズ像の元となった「映画神像」は高さ3m20㎝、幅・奥行共に76㎝と巨大なもので、現在は、東京都有楽町マリオン、北海道札幌シネマフロンティア、福岡県T・ジョイ博多の3カ所に置かれています。

余談ですが、有楽町マリオンにある「映画神像」は、毎年1年の成果を見届けるため授賞式の前々日に会場へと運ばれます。我々が授賞式のテレビ中継で見ることになる「映画神像」は有楽町マリオンにあるものなんですね。

画像: 有楽町マリオンの9Fにある「映画神像」。現物が見たい方はぜひ行ってみてください!

有楽町マリオンの9Fにある「映画神像」。現物が見たい方はぜひ行ってみてください!

第44回の受賞作品は決定済み!残すは最優秀賞‼︎

日本アカデミー賞の授賞式は、日本テレビの「金曜ロードSHOW!枠」を使って中継されます。

今年は3月19日(金)21:00〜22:54に放映予定!俳優や監督、技術スタッフなど、映画に情熱を捧げた人たちが集まり一喜一憂する様は、映画本編に負けない感動があるものです。

ぜひ本記事の内容を踏まえたうえで、注目してみてください。これまで知らなかった作品の魅力も発見できるかもしれませんよ!

画像: 第44回 日本アカデミー賞 授賞式告知動画 youtu.be

第44回 日本アカデミー賞 授賞式告知動画

youtu.be

アカデミー賞(米国)についてはこちらをどうぞ

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