第3位 クリント・イーストウッド 166ポイント
90歳を迎えてもいまなお一流監督として活躍を続けるイーストウッド。昨年はやはり実話の映画化である『リチャード・ジュエル』で、衰え知らずの名演出ぶりを見せてくれた。
『リチャード・ジュエル』を監督したイーストウッドは今年91歳。しかもこのバイタリティあふれる作品を作られるとは驚き以外の何物でもない(男性・61)
第2位 ポン・ジュノ 221ポイント
大ヒットした問題作『パラサイト 半地下の家族』(2019)でアカデミー賞監督賞を受賞した現代韓国映画界のトップランナー、ポン・ジュノが日本の映画ファンの心も掴んだ。
『殺人の追憶』『グエムル』などから大ファンだったので、『パラサイト』での数々の受賞快挙が嬉しい。いつも単純な構造でない物語が素晴らしい。(男性・45)
第1位 クリストファー・ノーラン 649ポイント
昨年公開された数少ないハリウッド超大作の1本となった『TENET テネット』でその独自の世界観をいかんなく発揮した巨匠ノーランが新たなファンも獲得してトップの座に。
昨年はノーラン中毒になりました。『TENET テネット』を2回見て、以前の作品も何度も見たのでDVDもすりきれそうです。もっと映画館に行きたかったな。(男性・20)
作品部門と連動するように、監督部門で圧倒的1位となったのは『TENET テネット』のクリストファー・ノーラン監督。超難解でありながら、何度も見たくなってしまうエンタメ大作を作り上げた。こんなことができるのは彼しかいないだろう。
独自の世界観という点では『パラサイト 半地下の家族』のポン・ジュノ監督も同様。外国語映画で初のアカデミー賞作品賞受賞という快挙を成し遂げたのだから、投票時期がもっと早ければベスト・ディレクターに選ばれていた可能性も。
他にもパティ・ジェンキンス、グレタ・ガーウィグといった女性監督の躍進も目立ち、タイカ・ワイティティ、グザヴィエ・ドランなど新世代の俳優兼監督の活躍にも注目したい結果となった。
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