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“サムとバッキーにはお互いが必要なんだ”(セバスチャン)
アンソニー・マッキー(左)
1978年9月23日、ルイジアナ州・ニューオリンズ生まれ。ジュリアード音楽院を卒業後、舞台俳優としてオフ・ブロードウェイなどで活躍。サム・ウィルソン役は『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(2014)より演じている。近作にサミュエル・L・ジャクソンと共演した『ザ・バンカー』(2020)、アンドロイドを演じた『デンジャー・ゾーン』(2021)、2021年にNetflixで配信予定の『The Woman in the Window』(2021)がある。
セバスチャン・スタン(右)
1982年8月13日、ルーマニアのコンスタンツァ生まれ。ウィーンとニューヨークで育ち、学生時代から舞台に立っていた。バッキー・バーンズ役は『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』(2011)より演じている。近作に、初主演作『ラスト・フル・メジャー 知られざる英雄の真実』(2019)、トム・ホランドと共演した『悪魔はいつもそこに』(2020)、2022年公開予定のスパイ映画『The 355(原題)』がある。
── このドラマが製作されることを聞いたのはいつですか?
セバスチャン・スタン
『アベンジャーズ/エンドゲーム』の終わりの頃だから2018年だね。
アンソニー・マッキー
そう、2018年。
── 聞いた時、おふたりの最初のリアクションを教えてください。
アンソニー・マッキー
ふたりともすごく驚いたし、どんな作品になるのか興味も感じたね。これまで劇場用映画だったのにテレビでやるわけだから。つまり僕らは実験台(笑)。だから、恐ろしさとマーベルに対する信頼が混じったような気持ちだった。
── このドラマのコンセプトやストーリーなどについて説明はありましたか?
セバスチャン・スタン
僕らふたりの関係に焦点を当てるものだと聞いた。サムとバッキーがたっぷりと一緒の時間を過ごし、共存していく方法を学ぶ。聞いたのはそれだけだった(笑)。(ここでアンソニーも爆笑)
アンソニー・マッキー
最初のミーティングは「セバスチャン。君はアンソニーが好きかい?」という感じだったね。会議はそれで終わり(爆笑)。
セバスチャン・スタン
そのとおり(笑)。
アンソニー・マッキー
「君たちふたりはファニーだと思うんだよ」って(笑)。
セバスチャン・スタン
(笑)。でも、これは(『エンドゲーム』からの)続きだし、正しいことだと思った。
“僕ら両方に多くのチャレンジがあったね”(アンソニー)
──『エンドゲーム』でキャプテン・アメリカから盾を継承したわけですが、このドラマに続くとわかっていたことで、ふたりの中でその意味合いは変わりましたか?
セバスチャン・スタン
僕らが『エンドゲーム』を撮影している時には、このドラマのアイデアを知らなかったから、僕のキャラクターにまだ物語があったらいいなと願っていたね。― 脚本を読んだときの感想を教えてください。
アンソニー・マッキー
すごく興奮したよ。僕ら両方にチャレンジが多くある脚本だったからね。キャラクターをもっと育てて、成長させていけるような要素があったんだ。視聴者もそれをきっと楽しんでくれるだろうと思った。とてもワクワクしたよ。
── どういう内容なのか、可能な範囲で教えてください。
アンソニー・マッキー
ふたりの男が必死でサバイバルする話だ(笑)。
セバスチャン・スタン
そう、生き残ろうとする話(笑)。出自の違うふたりの男が協力して、共存の方法を模索する話。ふたりにはお互いが必要なんだ。
── 脚本家のマルコム・スペルマンに『48時間』と『ライド・アロング〜相棒見習い〜』の中間みたいだと聞きました。
セバスチャン・スタン
それは正しい。それらの作品の要素はあるよ。
アンソニー・マッキー
僕もそう思うね。