本誌SCREENが誕生して今年で75年を迎えます。これを記念して、東京・京橋の国立映画アーカイブ展示室にて展示会「SCREENを飾ったハリウッド・スターたち」が2021年4月13日(火)〜7月18日(日)まで開催中。ここで展示されている本誌が撮影した歴史的な来日スターたちのスクープ写真の一部を特別にお見せしましょう。(文・米崎明宏/デジタル編集・スクリーン編集部)
ハリウッド通信員ヤニ・ベガキスの活躍した時代
1960年代から2008年までハリウッドから日本のSCREEN読者に、現地取材で膨大なスターの素顔やニュースを届けてくれた初代ハリウッド通信員がヤニ・ベガキス。今回の展示会ではその彼の長年の功績を辿るコーナーも用意されている。
ヤニ・ベガキスはハリウッドの外国人記者協会会長も務めた人物だが、50年代末当時、親交のあった本誌派遣通信員・小杉修造(旧近代映画社社長)に代わって、60年からSCREENハリウッド通信員となった。
早速、撮影現場まで出向いてオードリー・ヘプバーンにインタビューを敢行したり、プライベートで親しくなったスティーヴ・マックィーンの自宅に招かれ特写を撮らせてもらうなど、スクープを連発。
2008年に亡くなるまで数多のハリウッド・スターに取材を行ない、ビッグスターから未来の大物まで、貴重な生の声を提供してくれた。ベガキスの多大なスターとの交友の一端が今回の展示会で紹介される。
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創刊75周年記念 SCREENを飾ったハリウッド・スターたち
会場:国立映画アーカイブ展示室(東京・京橋)
会期:2021年4月13日(火) 〜8月1日(日)
戦後間もなくの創刊以来、主にハリウッドのスター俳優に取材し、常に最新情報を日本に届けてきた雑誌SCREEN。この展示会では1990年代までを対象に、撮影現場や映画祭などで独自におさめた華やかなスター・フォトや来日を記念して撮影された貴重な写真を通じて、日本の映画ファンが注いできた情熱の系譜をたどる。